飛天
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令和6年 龍(ドラゴン)よ、番(つがい)の鯉よ~空高く飛べ~
「『2023年の世界』 一昨年のノーベル生理学賞の功績は、人類の起源解明への研究だが、ネアンデルタール等共存していた複数の人類が絶滅し、ホモサピエンスのみが生き延びた理由は不明。とすると我等も絶滅するかもしれない。そして新人類ホモ・エイリアン(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太、トランプ、プーチン等々)が、すでに存在しているのか。 『2024 年の漢字 哲 』 字意は、口で一刀両断する事。道理、...
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令和5年 新・大航海時代~未知の国、嵐の中へ~
「『2022年の世相』 ウクライナ戦争、諸物価暴騰、数十年ぶりの円安。安部元総理の暗殺と統一教会騒動。お粗末な政治家達と政府の低支持率。大谷の凛々しい活躍と女子ゴルフの盛況。不思議な英国首相達と故エリザベス女王人気。米国と中国の存在感。日本の防衛政策の新しい空気。一昨年から続く一年ではなく、独立して存在する孤高の一年。」 (とよなかチャンバー2023年1月号) 「拝啓 今年5月に久方振りに函...
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令和4年 王の樹~千年の土地の守り神~
「『2021年の世相』 コロナ禍中に無事東京オリンピックの開催があり、新総理の誕生があった。しかし世界は、米国も欧州もロシアも中国も、人類平和への設計図は無いに等しい。中近東も、インド・アフガンも南米もアフリカもどこへ向かうのだろう。IT、医学の進歩や人権尊重の言葉は空高く木霊しているが、政治の現実は大戦もないのに虚ろだ。」 「『2022年の漢字』 駅 ジョン・ウェインの『駅馬車』やデシーカ...
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令和3年 黄金の騎士~生は戦いなり~
「『2020 年の世相』 コロナに明け、世界が闇に覆われ、安倍長期政権が終幕を迎え、最中で大坂なおみというスターが誕生し、米国大統領選で終わった一年であった。個人的には、ホテルの宿泊名簿の我が年齢をつくづくと眺め続け、来し方、行く末(過去未来)に思いを馳せる一年となったが、少しは精気を奮い立たせ、少年の頃の大志を想い出そう。」 「『2021年の漢字』 祭 漢字学者の阿辻哲次氏によるが、手に持...
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令和2年 黎明~新時代、海神ポセイドンの力~
「『2020 年の漢字』 餐 語義は単なる食のようだが、生業にする私にとっては憧れの漢字だ。但し、普段の簡素な食事ではこの文字を支え切れない。食前酒のブランデーから食後のデザートまで。フレンチのフルコースや最上席懐石一式。誰もがダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を知っている。最後と言わず、毎年一、二回はお目にかかりたいものだ。」 (とよなかチャンバー 2020年1月号) 「拝啓 時に版画や油絵、日...
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平成31年 妖精~神の使い、或いは自然の精霊~
「『2018年の世相』 常識に竿さすアメリカの政治が賑々しく、経済もダイナミックだ。『国家の品格』とは無縁でも、中間選挙の投票率は活気に溢れた。昨年、一人の帝王が世界を席巻した。漢字を選べば『札(トランプ)』。我が国は、人口減少に施策なく、起業家の数も少ない。科学技術や教育への投資も見劣りする。いや井上尚弥、大谷翔平は素晴らしい。 『2019 年の漢字』 知 今年、もっと深く世界を知る冒険心...
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平成30年 蒼き狼~地果て海尽きるまで~
「2018年の漢字 狼 イヌ科イヌ属。日本語の語源は大神(おおかみ)。目は暗闇の中で光る。視界はほぼ360度。感情が豊かで仲間を大事にする。井上靖氏の小説『蒼き狼』はチンギス・ハーン伝説、元朝秘史の『上天より命ありて生まれたる蒼き狼ありき』に由来する。2016年の『日展』日本画最高賞は、森脇正人氏の3匹の狼『虚寂』が受賞。(とよなかチャンバー2018年1月号)」 『拝啓 もう37年も前に他...
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平成29年 双頭の鷲~東西の彼方を睨み飛翔する~
「2017年の漢字 鷲 鳥の王者、古来より紋章として使われ、ローマ帝国の国章となる。継承するヨーロッパ諸国やロシア連邦、アメリカ合衆国等多数の国章となり現在に至る。今年、米国のトランプ、中国の習、ロシアのプーチン、ドイツのメルケル、イスラム国のバグダディー、フィリピンのドゥテルテ等、世界の『鷲』達はどこへ行くのでしょうか?(とよなかチャンバー 2017年1月号)」 『拝啓 5月末に、EU離...
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平成28年 私の新宝島~秘宝に挑む~
宇宙飛行士の毛利衛さんは、北海道大学理学部化学科の1年先輩ですが、大学キャンパスや、たった40人しかいない学科、実験室で会ったことがありません。それはともかく、少し宇宙の話を......。 2014年12月3日に宇宙航空研究開発機構「JAXA(ジャクサ)」が種子島から打ち上げた宇宙探査機「はやぶさ2」は、地球スイングバイを成功し、地球から約15,000万キロメートル離れた小惑星「リュウグウ」...
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平成27年 宇宙戦艦ヤマト ~イスカンダルへ今、旅立つ~
NHKの今年の大河ドラマの主人公は、吉田松陰の妹ですが、いささか題材探しに苦しんだ様子が感じられます。 ちょっと対象を世界に移すだけで、テーマは涯てしなく広がるのですが...。例えばジュリアス・シーザーの話をディテールも含めて日本流にしっかりと描いたらどうでしょうか?塩野七生さんの「ローマ人の物語」のⅣ、Ⅴ巻「ジュリアス・シーザー」なんて世界一だと思います。脚本はジェームス三木さんなんかがい...
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平成26年 「昴~我が胸は熱く夢を追い続けるなり~」
「拝啓 相変わらず、毎晩奇想天外な夢を見続けています。 先週、ガリレオ・ガリレイと遊んでいる夢を見ました(ガリレオなんて考えたこともないのに何でだろう? BSテレビの『イタリアの小さな村の物語』を家人に連れられて見ているせいかな?)。 少し前には、アメリカ大リーグのオールスター戦に出る夢をみました(なんてことだ!)。二塁手で守備につくと、オイオイそこはライトだよ、とイチローが言うのです。目...
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平成25年 「醍醐味~涅槃経が言う究極の味~」
「平成24年の社内の十大ニュースということになりますと、滋賀県長浜での第3工場竣工が他を圧して断然1位になります。泉大津での第2工場竣工は平成13年の夏でしたからそれから11年になります。 製造メーカーにとって工場建設は、経営の背骨とも命綱とも言えます。日常業務の延長とも言えますが、中小企業にとりましては、一大エポックメーキングの事業であり、会社変革の宣言ともなるものです。 修正することで...
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平成24年 「JUMP THE FRONTIER~限界を超えて~」
(平成24年度事業発展計画書より) 「平成23年3月30日午前7時1分、マリンフード㈱名誉相談役吉村百合子様が、満90歳の生涯を閉じられました。 百合子様は大正10年2月21日広島県福山市に誕生、幼少の頃より日本舞踊に親しみ、天才少女とその名を知られ、その道に進む為来阪し、のちに人間国宝になられた『八代目坂東三津五郎師』最後の直弟子として入門、日本舞踊に精進されました。 戦後の昭和23年、...
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平成23年 「銀河鉄道~永遠の命を求めて~」
- 飛 天 - (平成23年度事業発展計画書より) ...
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平成22年 「ジャングル大帝 ~密林を駆ける~」
- 飛 天 - (平成22年度事業発展計画書より) ...
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平成21年 「魔術師(混沌からの誕生)」
- 飛 天 - (平成21年度事業発展計画書より) ...
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平成20年 「大航海時代」
- 飛 天 - (平成20年度事業発展計画書より) ...
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平成19年 「火の鳥(鳳凰、フェニックス或いは不死鳥)」
- 飛 天 - (平成19年度事業発展計画書より) 作家塩野七生さんの「ローマ人の物語」全15巻が、昨年暮に完結した。年に一冊づつ15年で全15巻。目が眩むような膨大な仕事です。毎年年末に買い求め、1月の半ば過ぎから読み初めるのを習わしにしていましたが、新しい喜びを天から授かった気分でした。中で好みのベスト3は何巻かと問われれば、躊躇いもなく第1位が「ジュリアス・シーザー」を扱ったⅣ・V巻。...
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平成18年 「ディープインパクト(強靭であることの遺伝子)」
- 飛 天 - (平成18年度事業発展計画書より) 拝啓 小泉純一郎様 塩野七生 前略......ヨーロッパのマスコミの見出しはほぼ一致して、『日本は改革を選んだ』と、9月11日の総選挙の結果を報じていました。 私があなたに最初に注目したのは、今から7年前、あなたが『新潮』誌上に書かれた一文からです。その文は国会議員が在職25年を過ぎるともらえる永年勤続表彰を辞退なさったことから始まってい...
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平成17年 「風に立つ獅子」
- 飛 天 - (平成17年度事業発展計画書より) 「世界中がこの海戦(日露戦争の日本海海戦)のなりゆきを見まもっていた。英国の雑誌には日露海戦がいかに注目すべき世界史的事件になるかを論じている。『その影響するところのものは史上かつてない大きさになるだろう』と言い、『近代的艦隊が、たがいに全滅を賭してたたかう決戦』と規定している。 ......敵艦隊見ゆの報が伝わり、作戦参謀である(秋山)真之...
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平成16年 「世界に一つだけの花(Be Only One)」
- 飛 天 - (平成16年度事業発展計画書より) 「小学生の数730万人。そのなかでにわかに注目されている子供たちがいる。総勢147名。広島県尾道市立土堂小学校だ。小さなこの公立学校に人々の視線が集まっているのは、そこで一つの過激な『実験』が行なわれているからだ。教育関係者のなかには、土堂の実験こそが一縷の望みだという者さえいる。 ......蔭山英男(45歳)がこの学校に校長として赴任し...
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平成15年 「地上の星(Shine like stars)」
- 飛 天 - (平成15年度事業発展計画書より) 「年間10万人以上が中退して行く。この現状を変えるには、高校を魅力あるものにするしかない。1学年の約半分の百人以上が中退し、東京でも最も『指導困難』と言われた都立高校を、5年で変えた校長がいる。 隅田川のほとりに立つ都立新田高校。鈴木高弘校長が教壇に立つ。1年生の生徒たちが耳を傾けていた。すべての机は埋まっている。 近くの高校の教頭から赴...
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平成14年 「開拓者精神(フロンティアスピリット)」
- 飛 天 - (平成14年度事業発展計画より) 「北条時宗は、名執権の名をほしいままに鎌倉幕府の基盤を確立した五代時頼の子に生まれた。時頼は、時宗に対しても優れた父親で、『身心を鍛えて、自分の能力に自信をもて。そして人の痛みを知り、人のためになる政治を行なえ』と教育した。 18歳で執権となった時宗は、長老たちの献策に耳を傾けながら、幕府体制を固めた。だが、その時宗の前に未曾有の困難が迫る。...
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平成13年 「未知との遭遇(2001年地上の旅)」
- 飛 天 - (平成13年度事業発展計画書より) 「東京・渋谷を震源にする若い女性の"厚底靴"の流行がアジアの隅々まで行き届いている。中国の武漢、ミャンマー、フィリピン、マレーシア、韓国、台湾等々。同じ渋谷発の不自然なまでの日焼け顔と白い口紅が特徴の"ガングロ化粧"も"厚底靴"を追いかけ急拡大している。回転寿司、ラーメン屋、100円ショップなど最近流行の"日本文化"はほぼ全地域で見られる。韓...
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平成12年 「戴冠の時(新千年紀への旅立ち)」
- 飛 天 - (平成12年度事業発展計画書より) 「私は40年近く以前に豊南小学校を卒業し、現在近隣で事業を営む者です。このたび縁あって、幾許かの寄附を申し入れましたところ、心良くお受けいただきました。また、お忙しいところ先生方には寄贈品の選定までお願いし、後々まで残る素敵な品目を選んでいただきました。ありがとうございます。 その中でもたくさんの図書の購入は、私にとって特にうれしいものです...
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平成11年 「BIG DRIVE(スター誕生)」
- 飛 天 - (平成11年度事業発展計画書より) 阪神大震災から4年が経過した。当時の混乱が、今も昨日のように鮮明に思い出される。港湾は破壊され、鉄道は神戸を通る全ての線路が断線。高速道路が倒壊し、一般の道路という道路は生活物資を輸送する大型トラックなどで、深夜まで大渋滞が続いていた。マリンフードでも、約3ヶ月にわたり毎夜会議室のホワイトボードで原材料の手当やら、製品の配送に悪戦苦闘した。...
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平成10年 「Run to The Daylight(目標に向かって突っ走れ)」
- 飛 天 - (平成10年度事業発展計画書より) 昨今、日本経済は最悪の環境にあると言われる。株価は下落したまま回復せず、為替は1ドル180円の可能性ありと書かれる。株式金融システムは混乱を極め、企業倒産件数は 史上2位。アジア全域の国家経済も沈没寸前で、輝く21世紀を演出するはずの行財政大改革も全く進展を感じさせない。 しかし、これは何かおかしい。現在、日本の国内総生産(GDP)は50...
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平成9年 「厳粛な綱渡り(MEMORIAL 40 YEAR)」
- 飛 天 - (平成9年事業発展計画書より) ふくや......福岡の明太子の老舗ふくやの通販が大健闘している。この10年間で顧客リストは3万人から60万人に急増した。通販での売上げは全売上の約半分の80億円近くまでになっている。通販につきもののクレームは、商品の未着と延着だ。ふくやは現在、北海道から沖縄まで24時間以内で配送できるようにしている。12時30分までの注文ならば、商品は翌日中...
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平成8年 「七変化・ドリームズ・カム・ツルー」
- 飛 天 - (平成8年事業発展計画書より) 「『核になる技術だけは自分で開発する。(月島機械社長黒板行二)』「自らの側の発想から、需要家の発想へ。発想の立脚点を変えることで、過去からの流れを断ち切った。(不動建設会長式村健)』『ポストラーメンは何かと聞かれれば、ラーメン、と答える。やはリコメとパンと麺というのは食品の基礎部分です。これからもっと価値を持つでしょう。今でも、ラーメンは毎日試食...
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平成7年 「七変化・激変の時を駆ける」
- 飛 天 - (平成7年事業発展計画書より) 「企業は新たな競争の時代を迎えた。国内、海外双方で進む構造変化のうねりが、日本企業のいままでの競争条件を大きく変えようとしている。 国内の新価格革命、米国製造業の復活、低コスト生産基地としてのアジアの台頭、情報通信産業の急激な変化、成長、拡大。......この新たな『競争の時代』に、企業が競争力を保ち続け、生き残り、次の成長をつかむためには何...
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平成6年 「七変化・雨に唄えば」
- 飛 天 - (平成6年事業発展計画書より) 「ヨーロッパ17ヵ国の研究員による食品研究機関ジラ(GIRA)が発表したレポー卜では、1990年代の食品のトレンドとして『自然』が掲げられており、代表的食品は『果実、野菜』であるとされている。同機関によると、この欲求は時代によって、60年代までの『栄養』(代表例...牛肉)、60年代から70年代にかけての『健康』(代表例...ヨーグルト)と変化し...
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平成5年 「守・破・離」
- 飛 天 - (平成5年事業発展計画書より) 「......私の一日は午前四時に始まる。起床して身じたくを整えると、自坊端応院で朝のお勤めに入り、このとき欠かさず心に浮かべるのが『六念』である。 威儀を正して礼をしたら、まずきのうの自分を思い返し、反省すべき点はないか考えてみる。次いで今日の予定を思い起こし、何か忘れてはいないか心に照らして、さらに仕事の上でやましいことがないか、恥ずべきと...
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平成4年 「奇正の変は、勝げて、窮むべからず」
- 飛 天 - (平成4年事業発展計画書より) 「......中国の奥地ヘシルクロードをたずねる旅行をした。遠い古代から、日本人の心の奥に遥かなあこがれの心をかりたてていたはずの、西方の文化に対する胸のときめきを夢みるような思いで追体験している旅だった。 まる一日、敦煌の飛天を見めぐってのち、みずからの身が重さを失なって大空に舞いあがってゆくような興奮をおぼえながら、斜陽に浮かびあがる鳴沙山...
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平成3年 「激水の疾くして、石を漂わすに至るものは、勢いなり」
- 飛 天 - (平成3年事業発展計画書より) 天人、天衆の飛行形のもので、古くから絵画、彫刻に表現されて仏堂の荘厳に用いられている。西方系は、裸体中心の表現で、東方系は装飾的な天衣の表現。美しく、自由に宙を行く意に用いられる。最近では、平成2年1月24日に発射された、日本で初めての、月と地球を回る国産科学実験衛星「ミューゼスA」にこの名が命名された。 事業の繁栄発展の究極は、たつた二つの...
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平成2年 事業発展計画書
- 飛 天 - (平成2年事業発展計画書より) 天人や天女が空中を飛行する様を言う。西方系は、エロスの有翼飛天、東方系は天衣を翻す無翼の飛天。時間や空間にこだわらず自由闊達な精神のありようの意に用いられる。最近では囲碁の名誉棋聖、藤沢秀行の譜がこう呼ばれた。 事業の繁栄発展の究極は、たった二つのコンセプトから成立っている。 一つは成長拡大させること。もう一つは、安定させることである。この...
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