季節のご挨拶
弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2022
拝啓今年5月に久方振りに函館へ行く機会がありました。一泊して翌日は帰阪ですが、飛行機は午後発。いい機会なのでタクシーを呼んでもらい、市内を観光することにしました。津軽海峡は、かって連絡船で25回位渡っているのに、函館市内観光は初めて。
五稜郭タワーに上ったり、旧相馬邸を訪ねたり、トラピスト修道院に立ち寄ったりした後、海峡の見える丘に登ってみました。運転手もついて来た。青函トンネルが出来て今は連絡船がないんだなあ、と呟きながら漁船なんかを見ていたが、ボクが何気なく、大昔に(50年前)一度だけこの海峡を横に渡ったんだ、と言った。彼は何も言わなかったが、明らかに眼差しが尊敬の色に変わったように思った。錯覚だったかな。彼は何だと思っただろう。
札幌オリンピックが初まる前年の12月初め、年の離れた異母姉の見送りを受け、横浜から船に乗って、津軽海峡を横断。日本海の波は激しく、朝食のレストランにはボク以外誰も出て来なかった。ほうほうの体でナホトカに辿り着き、ハバロフスクまで(16時間)不味い黒パンを齧る鉄道の旅を経て、飛行機で(8時間)モスクワまで飛んだ。当時欧州への最も安い(11万円)ルートだった。ソ連崩壊後、今このルートは廃止されたらしい。
年の瀬、はて今年はどんな年だったのか。たった一年の歴史が、一陣の風が通り過ぎ、遥か彼方に去ってしまったように、朧げで頼りないことに胸打たれます。
今年一年も色々とお世話になり有り難うございました。平素の無沙汰をお詫びしますと共に、どうか皆様方ご家族の方全てが、希望と夢に溢れた癸卯(みずのと・う)年の春を迎えられますことを念願し、恒例の今年の十大ニュースを併記し、年末のご挨拶とさせて頂きます。
十大ニュース(マリンフードが選んだ)
2022年
- 1位
- ロシア侵入によるウクライナ戦争勃発。
- 2位
- 32年ぶりの急激な円安が進行し、諸物価高騰。
- 3位
- 安倍元総理暗殺され、国葬執り行われる。
- 4位
- コロナ禍3年目で規制緩和あるが感染者止まらず。
- 5位
- 大谷翔平(エンゼルス)、村上宗隆(ヤクルト)、オリックス日本一などプロ野球人気衰えず。
- 6位
- 北京冬季オリンピックで日本選手過去最多の18メダル獲得で大活躍。
- 7位
- 英国エリザベス女王逝去96歳。在位70年7ヶ月。
- 8位
- 統一教会、大臣不祥事問題等で岸田内閣低支持率。
- 9位
- 北朝鮮がミサイル連発、Jアラート発動。
- 10位
- サッカーワールドカップ、日本がドイツ、スペイン撃破で予選突破。
- 次点
- 知床観光船沈没で死者・不明者26名。
2021年
- 1位
- コロナ禍2年目、疲弊の中ワクチン接種が進むが、懸念材料山積。
- 2位
- 一年遅れの東京オリンピック無事終了し、日本過去最多の金メダル獲得。
- 3位
- 菅義偉総理が早期退陣し、岸田文雄新総理が就任。
- 4位
- 大リーグ大谷翔平選手が投打二刀流で空前の大活躍。
- 5位
- ジョー・バイデン新米国大統領誕生。
- 6位
- ゴルフ松山英樹・笹生優花選手メジャー初勝利。
- 7位
- 米・中2大強国拮抗の新時代到来。
- 8位
- 原油をはじめ、世界的な原料価格高騰。
- 9位
- 高津臣吾ヤクルト、球団20年振りで、セ・リーグとしても9年振りの日本一。
- 10位
- 真鍋淑朗氏、ノーベル物理学賞を受賞。
- 次点
- 温暖化愈々世界の気候に悪影響。
2020年
- 1位
- コロナ禍世界で猛威を振るい、政治・経済・社会生活激変。未だに収束せず。
- 2位
- 安倍総理在職最長を記録し退任。菅新総理就任。
- 3位
- 米国大統領選トランプ氏敗北し、バイデン氏当選。
- 4位
- 東京オリンピック延期。
- 5位
- 藤井聡太七段将棋界史上最年少で2冠達成。
- 6位
- 大阪都構想住民投票で2度目の敗北。
- 7位
- 英国EUを脱退。
- 8位
- 鬼滅の刃「小説」「漫画」「映画」で大ヒット。
- 9位
- 大坂なおみテニス全米オープン2度目の優勝で新スター誕生。
- 10位
- ソフトバンク日本一4連覇。
- 次点
- 香港一国二制度崩壊の危機。
敬具