季節のご挨拶
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弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2023
拝啓 今年の3月に米国ワシントン在住で、世界銀行勤務の次男が帰国した。珍しく7月の末までいると言う。仕事は時差で大変だが、今や何でもテレビ会議の世の中。 暫く日本でゆっくりするのかと思いきや、いきなり姫路にある真言宗のお寺に入門して、阿闍梨の免状取得を目指す、と言う。土日だけの通いで可能との事。どうもネットで調べて来たらしい。それを聞いた妻君が、私も一緒にチャレンジすると声を揃える。 おい、...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 夏のご挨拶 2023
拝啓 ここ5年程、3ヶ月に一回定期検診に行ってます。先日も近くの市立総合病院に行きました。朝一番で、すぐに血液検査、尿検査です。 9時、9時半、11時に別々の診療科の予約を入れていました。9時半の科の先生に新規の科に予約を入れていただけませんか、と依頼し、理由も説明しました。別の日で差し支えなかったのですが、その先生はすぐに看護婦を通じて、あっと言う間に当日の10時で予約を差し込んでくれました...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2022
拝啓 今年5月に久方振りに函館へ行く機会がありました。一泊して翌日は帰阪ですが、飛行機は午後発。いい機会なのでタクシーを呼んでもらい、市内を観光することにしました。津軽海峡は、かって連絡船で25回位渡っているのに、函館市内観光は初めて。 五稜郭タワーに上ったり、旧相馬邸を訪ねたり、トラピスト修道院に立ち寄ったりした後、海峡の見える丘に登ってみました。運転手もついて来た。青函トンネルが出来て今は...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2021
拝啓 二代目中村吉右衛門の突然の訃報に驚きました。まだ77歳。これからまだまだ活躍されるものと思い込んでいました。もっともワタシの吉右衛門は、歌舞伎を知らず、鬼平犯科帳一本檜です。二十年近く前から、BSの再放送を何回見たか知れません。 何故飽きないのかわかりません。難しいストーリーじゃないのに。人情と言っても、そんなにベタベタした場面は少ないのに。エンディングの、ジプシーキングスのテーマ音楽「...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2020
拝啓 今年の桜の季節に、十三才になる飼い犬「ムーミン(ミニチュアダックスフント)」が永眠しました。 東京で一人暮らしをしていた長男が、たまたまペットショップに遭遇し、ムーミンが飼って欲しいと見つめるので買った、と言う。二、三ヶ月後、家内が上京して息子の部屋に行くと、ムーミンが蹲っている。散歩に連れ出すと、怖がって歩かない。散歩経験がないからだ。これはマズイ。息子に世話は出来ない、と判断して大...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2019
拝啓 この頃、八年前に身罷った母のことをよく思い出します。ぼくの酒好きは母の血ですが、最晩年にコップの冷や酒をやりながら、「直樹さん、いくらでも飲めるの」と言ってました。 元来、母百合子は日本舞踊の人でした。九十歳で他界しましたが、八十歳代の半ばまで不自由な目で踊っていました。宴席などで、ぼくが突然一曲いかがですかと振ると、料理屋の女将から浴衣を借りて踊るのです。 広島県福山市出身で、小学生...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2018
「火の鳥」(吉岡 堅二作) 「スニオン月照」(村居 正之作) 拝啓 時に版画や油絵、日本画を購入することがあります。若手ベンチャーの経営者たちが、投資目的で買い漁っているようですが、僕にはそんな世界は無縁です。工場や事務所の白い壁に絵画を飾りたいだけです。比較的広いスペースなので、100号や200号の絵を飾ることが出来ます。 工場見学に来られるお客様が絵の前で記念撮影を希望されることがあり、...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 夏のご挨拶 2018
拝啓 今年のGWに2泊4日の弾丸ツアーで米国オマハ市を訪問しました。世界一の投資家で知られるウオーレン・バフェットが率いるバークシャーハザウェーの株主総会です。 50年前に100万円をバフェットに投資し、今も持ち続けていたら、200億円の資産です。リーマンショックの折りに、彼は絶壁から転落したと発言しましたが結果的にその危機も高収益の源泉にしています。会社の時価総額は50兆円で世界8位です。 ...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 年末のご挨拶 2017
拝啓 ぼくもやっぱり映画が大好きです。5年前に突然、そうだ、映画ランキングを付けてみよう、と思い立ち、それに連れて観る本数が随分増加しました。 以前観た映画が多いのですが、勿論新作も観ます。話題の新作をほぼ網羅している人がいますが、ぼくは旧作のほうに軍配を上げます。偏見かも知れませんが、旧作のほうがレベルが高いように感じています。 映画が娯楽の王者であった時代、煌めく多くの才能がこの総合芸術...
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弊社取締役社長 吉村直樹より 夏のご挨拶 2017
拝啓 もう37年も前に他界した父は、大学が中国文学卒業と言うこともあったのでしょう、生前、浄土真宗のルールにのっとって、自分の法名を自分で作った人でした。 (「工文院釈艸榮遊三居士」...意味は、工業と文学の二足の草鞋でやって来た。艸は俳句俳画の雅号、榮は本名、遊三は小説のペンネーム)。 6年前に他界した母の法名は、没半年程前に、本人から依頼されて見よう見まねで私が作りました。 (「月祥院...
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弊社取締役社長 吉村直樹よりの 年末のご挨拶 2016
拝啓 11月末から12月初めにかけて、3泊6日の異例の旅程で、米国オレゴン、カリフォルニアを訪問して来ました。いくつかの食品メーカーを訪問しながら、同時に西海岸の新しい時代の空気も、少し吸って来ました。 ドナルド・トランプ氏が米国第45代大統領に選ばれたのは、その経緯からみると驚異です(イノベーション=驚き、だとしたら、今年最大のイノベーションはトランプ氏と言うことになりますね)。 要人起用...
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弊社取締役社長 吉村直樹よりの 年末のご挨拶 2015
拝啓 今から大方45年前の話です。12月から4月までの5ヶ月欧州を放浪しました。2月に札幌で冬季オリンピックをやった年です。 その間で、スペインからジブラルタル海峡を越え、モロッコのラバト、カサブランカ。アルジェリアのアルジェ、コンスタンチーヌ、チュニジアのチュニスと2週間北アフリカを列車、バス、ヒッチハイクを駆使して、この間食事は手づかみでしたが、確かに未知の世界を堪能しました。 チュニス...
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弊社取締役社長 吉村直樹よりの 年末のご挨拶 2014
拝啓 今秋、吉永小百合さんの映画「ふしぎな岬の物語」(モントリオール世界映画祭審査員特別賞)を観て感じるものがあり、自宅(大阪箕面)近くの池田の閑静な住宅地の高台にある、古い喫茶店(森、夜はスナック)を久しぶりに訪ねました。 オープンは大阪万博が開催された翌年の1971年(昭和46年)ですから、43年の歴史を刻んでいます。 年の離れた姉(青)、妹(緑、私と同じ年)の二人と、時たま室内装飾のデ...
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弊社取締役社長 吉村直樹よりの 年末のご挨拶 2013
拝啓 年末12月初めの慌ただしい師走のさなかに、5年振りのアメリカへ2泊4日の弾丸ツアー(と言うらしい)に行って来ました。 1泊目は初めてのシカゴ。リンカーン、アル・カポネが現れ、ロータリークラブを育てたアメリカ第3位の世界都市ですが、季節のせいかミシガン湖から立ち込める霧が、街全体に漂い終日厚い雲に覆われていました。 早朝から夜まで、延べ2時間程タクシーで走り回りましたが、どの時間帯でも、...
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弊社取締役社長 吉村直樹よりの 年末のご挨拶 2011
拝啓 来年マリンフード㈱は創立55周年を迎えます。創立30年、50年、100年と言ったような派手で賑々しい周年行事という訳ではありませんが、最近のスピード感あるご時世では5年と言えども世の移り変わりは馬鹿に出来ません。 今年の年初めからプロジェクトチームを作ってあれこれ検討を重ねてきましたが、その一つにCI活動による新ロゴの作成がありました。 実は30年も前から一日も早く新しいロゴを作りたい...
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弊社取締役社長 吉村直樹よりの 年末のご挨拶 2010
弊社取締役社長 吉村直樹よりの 年末のご挨拶 拝啓 昨秋改装となった書斎の一角から、古ぼけた一冊の手帳を発見し、つい日が暮れるのも気付かずに読み耽ってしまいました。 今からおよそ40年前の学生時代に5ヶ月間欧州を放浪した時の日記です。 12月の中旬に横浜から船に乗って津軽海峡を越え、ナホトカ、ハバロフスク、モスクワ、ヘルシンキという厳寒の経路で欧州に入りました。勢いでスペインからジブラルタル...
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