雑誌
乳業ジャーナル 2024年6月号(6月20日(木)発行)
家庭用ストリングや6P好調
業務用は粉、ダイス、スティリーノブロック大幅伸長
24年度(1~5月)までのチーズ類の販売実績は金額、数量ともに前年を下回って推移している。このうち家庭用はスライスが昨年6月に一部消失した大手量販店向けPB品の減少分の影響を受け、大きく前年実績を下回った。ベビーは金額で2けた以上増、数量もほぼ2けた増となった。キャンディ類は金額で3~4%増、数量は2~3%程度減少した。ストリングチーズは15%以上増と販売実績を拡大し、数量も2けた以上増となった。シュレッドは金額・数量とも前年を下回った。6Pチーズは金額でひとけた後半の伸びを示し、数量も前年を上回った。スモークチーズは金額で微増、数量はほぼ前年並みで推移した。そのほかのカテゴリーは金額で2割近く伸長し、数量も前年実績を確保した。「スティリーノ」は金額でひとけた後半台の伸びを示し、数量は2けた以上増と安定成長を維持している。昨年発売した新商品の定着とチーズの価格が高騰する中、植物性素材による風味への評価や乳アレルギーやヴィーガン志向など多様化するニーズへ対応できる商品も支持要因に。
業務用は1~5月累計で金額、数量とも前年割れ。シュレッドは前年を下回っているが、パウダーチーズは3割程度伸長し、ダイスチーズは1.5倍近く伸長、「スティリーノブロック」は倍以上実績を高め、主に外食やメーカー向けのアイテムのカテゴリーが前年を大きく上回っている。海外事業は1~5月累計で金額・数量ともに前年割れ。24年下期の販売計画として、7月より、「ベビーチーズブレンド」を対象とした拡売キャンペーンを計画実施予定。下期以降はスライスの消失から一巡するため、再成長へ向けて「とろけるはちみつスライス」、パンチのあるニンニク風味をプラスした「ガーリックスライス」などへ注力していく。
業務用は1~5月累計で金額、数量とも前年割れ。シュレッドは前年を下回っているが、パウダーチーズは3割程度伸長し、ダイスチーズは1.5倍近く伸長、「スティリーノブロック」は倍以上実績を高め、主に外食やメーカー向けのアイテムのカテゴリーが前年を大きく上回っている。海外事業は1~5月累計で金額・数量ともに前年割れ。24年下期の販売計画として、7月より、「ベビーチーズブレンド」を対象とした拡売キャンペーンを計画実施予定。下期以降はスライスの消失から一巡するため、再成長へ向けて「とろけるはちみつスライス」、パンチのあるニンニク風味をプラスした「ガーリックスライス」などへ注力していく。