1. マリンフードトップ >
  2. パブリシティ >
  3. 帝国飲食料新聞 2024年6月26日(水)

パブリシティ

新聞 帝国飲食料新聞 2024年6月26日(水)

「スティリーノ類」が好調を維持

マリンフード 業務用でブロックタイプの採用進む

とろけるガーリックスライス
 マリンフードの2023年度(23年1月~12月)のチーズカテゴリーの販売実績は、物量ベースで前年同期比8.1%減だったが、金額ベースでは10.7%伸長した。家庭用、業務用ともに、植物油脂を使ったチーズ代替素材「スティリーノ」を使ったシュレッドが22年に続いて大きな伸びを見せ、売上げの拡大に貢献した。業務用はスティリーノ類のシュレッドに加え、ブロックタイプの採用が広がったことも功を奏し、物量、金額ともに伸長した。
 24年1月~4月の販売実績は物量、金額ともに前年同期の実績を下回る状況で推移している。そのうち、家庭用は物量、金額のいずれも前年割れとなっているものの、スティリーノ類が物量で2桁増、金額でも前年同期の実績を上回り、好調をキープしている。
 業務用も同様の傾向で、スティリーノ類が順調に増加。加えて、クッキングモッツァレラやパウダーチーズといった外食産業向け商品が物量、金額ともに大きな伸びを見せている。
 今期、重点課題と位置づけているのが業務用の新たな販売チャネル獲得だ。家庭用は引き続き、スティリーノ類を中心にさらなる拡販を狙う。主力のシュレッド以外に、スライスタイプやベビーチーズブレンドの取扱店舗の拡大にも取り組む。
 スティリーノ類の新商品としては、フレーバー付きスライスチーズタイプ『とろけるガーリックスライス105g』と『とろけるはちみつスライス105g』を4月に発売した。いずれも、チーズのように使えるだけでなく、調味料として活用できる。
 「ガーリックスライス」は、おろしにんにくやスパイスをバランスよくブレンドした。普段の料理に加えるだけで、食欲をそそるガーリックの風味を付与できる。パセリやレッドペッパーを配合しているため、見た目も華やかで、料理に彩りを添えることができる。
 スティリーノにはちみつを練り込んだ「はちみつスライス」はトーストなどにのせると、ほんのり甘い風味が広がる。グラタンなどの温かい料理に用いれば、さらに味わい深く仕上げることができる。各税別価格188円。
 さらに、スティリーノ類の『使い切りとろけるシュレッド100g』も4月から本格的に発売をスタートしている。スティリーノ類のシュレッドはこれまで、容量200g~1kgサイズを展開してきた。少人数世帯が増加していることなどを踏まえ、使い切りやすい小容量サイズで、手に取りやすい価格帯の商品を提案し、新規ユーザーの獲得などにつなげる。158円。