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新聞 日本食糧新聞 2024年11月22日(金)

15社・団体 食体験通じて地域貢献を

東浅香山校区で「ふれあい親子フェス」

 大阪府堺市の市立東浅香山小学校で16日、食育と防災を切り口にした地域イベント「ふれあい親子フェスティバル」が開かれた。地域の触れ合いで絆を深め、安全・安心な街づくりを進めたいと催すイベントに近隣住民約2000人が来場。アプロ運営のカノーや兵庫県手延素麵共同組合など15の食品関連企業・団体も参画し、食の基礎知識や持続可能性など自社商品の試食や食材を使って子どもらへメッセージを送った。
 「揖保乃糸」の実演コーナーでは「そうめんは夏だけじゃないよ」との語りで始まり、茹でたそうめんにヒガシマル醤油「うどんスープ」と豆乳で作ったつゆをかけた「豚しゃぶそうめん」を披露。旭松食品は煮込み不要の薄切り高野豆腐を使った味噌汁、マリンフードは米粉と小麦粉のホットケーキの食べ比べとともに手軽にカルシウムが取れるベビーチーズを5種類試食提供した。「アプロ」のミニスーパー「キッズマート」では浅香山店店員のレクチャーを受けた子どもらが野菜や果物、菓子などのレジ打ちなどの職業体験も行った。
 同イベントは東浅香山の22の自治会・町内会が集合した自治連合会が主催し、7回目を迎えた。開会式では辻川淳一会長のあいさつに続いて永藤英機堺市長も登壇。「食と防災、力を入れている堺市で、自治連合会が同じテーマのイベントを開催することは心強い。堺市をより魅力ある都市にするので期待して応援してもらいたい」と話し、成長期の子どもらの健全な発達、食に関する正しい理解と適切な判断を養うために25年6月から全員喫食制中学校給食を始める準備が進んでいるともPRした。
 体育館や運動場を広く使って展開した「食のふれあいゾーン」にはアサヒ飲料、宇治の露製茶、大塚食品、カゴメ、カノー、キッコーマン食品、キユーピー、昭和産業、兵庫県手延素麺協同組合、フジッコ、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、丸大食品、Mizkanと、新たに旭松食品とマリンフードが参画。日本食糧新聞社関西支社ふれあいクッキング局の運営協力の下、各社が趣向を凝らして自社商品カテゴリーの魅力を発信した。
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