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パブリシティ

新聞 食品産業新聞 2024年12月9日(木)

ベビーチーズブレンドを拡充

スティリーノスライス 初の生食用投入

ベビーチーズブレンド明太子風味・スモーク&サラミ入り
 2024年1~11月販売実績は、金額ベースで前年比0.3%減、物量ベースで0.6%増となった。大手量販店のスライスチーズPB商品の採用が減少した影響で、スライスチーズの実績が減少したことが響いた。一方、家庭用商品はベビーチーズが2ケタ増、PB商品の取り扱いが増えたことでストリングチーズとキャンディチーズがそれぞれ伸長した。業務用商品はスティリーノ、ダイス、パウダーが大きく伸長した。これら好調商品がスライスチーズの減少分をカバーした。
 同社は主力のスティリーノ製品、ナチュラルチーズとスティリーノをブレンドしたチーズブレンド製品を重点販売している。今春、スティリーノ製品の新商品として、「とろけるはちみつスライス」「とろけるガーリックスライス」(各105g)「使い切りとろけるシュレッド」(100g)を投入し、ラインアップを拡充した。
 今秋新商品では「ベビーチーズブレンド」シリーズから「スモーク&サラミ入り」「明太子風味」(各54g)を発売した。既存品3品(プレーン、アーモンド入り、カマンベール入り)に2品が加わり、ラインアップが拡充した。
 チーズの主成分である乳脂肪を植物油脂に置き換えた独自素材スティリーノを使ったスティリーノ製品では、生食用のスライスタイプ「コレステロール98%オフヘルシースライス」(105g)を今秋発売した。
 スティリーノスライスは「とろけるタイプ」のみの展開だったが「そのまま食べる」タイプを投入することで、さらなる飛躍を目指す。「約半年の研究を経て販売にこぎつけた。しっとりとした食感にこだわり、改良を続け、粉っぽさとパサつきを改善した」という。
 新商品はスティリーノを100%使用、プロセスチーズと比較してコレステロール98%以上カット。加熱用の「コレステロール98%オフとろけるヘルシースライス」(105g)の関連品と位置づける。PB商品においても「とろけるヘルシースライス」の関連品として販売を開始しており、一部得意先ではセットで新規採用され始めている。
 営業施策では、7~11月に春の新商品「はちみつスライス」「ガーリックスライス」を含むスティリーノ製品に加えて、秋の新商品を含む「ベビーチーズブレンド」シリーズを対象に社内キャンペーンを実施し拡売を図った。
 今後の新商品では、家庭用に「うにチーズグラッツェ」(キャンディタイプ)、業務用のスティリーノシュレッドにおいて、色彩、味覚をグレードアップした「DXコレステロール95%オフヘルシーシュレッド1kg」を発売する予定。