新聞
食品新聞 2023年7月26日(水)
「スティリーノ」好調
シュレッド、ベビーで新ライン
マリンフードの22年12月期売上高は324億8千万円。売り上げの8割を占めるチーズ類は前期比14.7%増と順調に拡大した。特に輸入チーズ原料価格大高騰の中で、同社のプラントベースフード(PBF)ブランドでチーズ代替品として浸透している「スティリーノ」シリーズが好調に推移している。
同シリーズは、主力のシュレッドをはじめ、スライス、ベビー、チーズブレンドなどをラインアップ。さらに、プラントベースフードのヴィーガンなど幅広く展開し、前期は上期1.8%増、秋口からは特に増大し下期は44%増と大きく伸長。家庭用チーズ売場でのPBF商品の同社のシェア率は、元々7割強と高かったが、前期で8割に増大した。
また、同社を含む主な業界各社が22年春と秋、23年春に価格改定を実施し、その単価増の効果もある。特にシュレッドは価格改定後もナチュラルチーズ(NC)、スティリーノともに順調で、改定後の金額ベースは、家庭用はNCシュレッド1割強増、スティリーノシュレッド8割増。業務用は同6割増、同8割強増と、「スティリーノ」ブランドの安価性と、発売16年のロングセラーの品質と味が支持を得て、新たなユーザー開拓にもつながっている。
今期1~6月のチーズ類売上状況は28%増(数量1.1%増)。スライス、ベビー、ストリングは大手量販向けPBが増加したが、キャンディは価格改定の影響と海外向け出荷が8~10月にずれ込み減少した。
今期売上高目標は前期比10%増。設備投資は6月に埼玉工場へ新規シュレッドラインを、11月に長浜工場へ新規ベビーチーズライン(5号ライン)を導入する。
営業施策はスティリーノは今春新発売し、より進化させた「コレステロール98%オフ=写真」のさらなる売り込みを図るともに、収益面の改善策としてスティリーノシュレッドは同品への集約を図る。また、ベビー・シュレッドライン増設による営業強化、海外販売強化(マリンフードUSA)、コロナ明けの外食需要の増加を見込み、販売を強化していく。
同シリーズは、主力のシュレッドをはじめ、スライス、ベビー、チーズブレンドなどをラインアップ。さらに、プラントベースフードのヴィーガンなど幅広く展開し、前期は上期1.8%増、秋口からは特に増大し下期は44%増と大きく伸長。家庭用チーズ売場でのPBF商品の同社のシェア率は、元々7割強と高かったが、前期で8割に増大した。
また、同社を含む主な業界各社が22年春と秋、23年春に価格改定を実施し、その単価増の効果もある。特にシュレッドは価格改定後もナチュラルチーズ(NC)、スティリーノともに順調で、改定後の金額ベースは、家庭用はNCシュレッド1割強増、スティリーノシュレッド8割増。業務用は同6割増、同8割強増と、「スティリーノ」ブランドの安価性と、発売16年のロングセラーの品質と味が支持を得て、新たなユーザー開拓にもつながっている。
今期1~6月のチーズ類売上状況は28%増(数量1.1%増)。スライス、ベビー、ストリングは大手量販向けPBが増加したが、キャンディは価格改定の影響と海外向け出荷が8~10月にずれ込み減少した。
今期売上高目標は前期比10%増。設備投資は6月に埼玉工場へ新規シュレッドラインを、11月に長浜工場へ新規ベビーチーズライン(5号ライン)を導入する。
営業施策はスティリーノは今春新発売し、より進化させた「コレステロール98%オフ=写真」のさらなる売り込みを図るともに、収益面の改善策としてスティリーノシュレッドは同品への集約を図る。また、ベビー・シュレッドライン増設による営業強化、海外販売強化(マリンフードUSA)、コロナ明けの外食需要の増加を見込み、販売を強化していく。