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パブリシティ

新聞 帝飲食糧新聞 2023年6月28日(水)

進化系「スティリーノ」を展開

乳感高め、さらにおいしさ追求

 マリンフードの2022年1~12月のチーズ類販売実績は、物量ベースで前年同期比4.8%増、金額ベースでも14.7%増と伸長した。家庭用、業務用ともに植物油脂使用のチーズ代替素材「スティリーノ」を配合したシュレッド類が出荷量の増加に貢献。家庭用はベビーチーズの伸びも目立った。今年に入っても22年の流れを維持。チーズ類全体の1~5月の販売実績は物量で3.7%増、金額でも30.9%増となった。家庭用は物量24.4%増、金額でも59.5%増と大きく増加した。市場全体で値上げの動きが広がるなか、引き続き、手に取りやすい価格帯の「スティリーノ」シュレッド類が支持を集め、物量で42.3%増、金額でも77.9%増と全体を牽引している。
 業務用は物量で0.9%減、金額で24.7%増で推移。家庭用と同様に「スティリーノ」シュレッド類が物量で46.5%増、金額で84.0%増と大幅に拡大した。また、シュレッドチーズも物量で28.7%、金額で74.4%増と高い伸びを見せている。
 消費者の節約志向が一層高まっている状況を受け、今期も「スティリーノ」を配合した商品の拡販に力を注ぐ。
 この春は原材料の配合比率を見直すとともに、従来品よりも乳感を高めて風味を向上させ、おいしさをさらに追求することで進化系「スティリーノ」を投入。コレステロール率を従来の「97%オフ」から「98%オフ」に引き上げた『コレステロール98%オフヘルシーシュレッド』などを3月から順次展開している。
 シュレッドタイプ商品としては、ナチュラルチーズを20%と「スティリーノ」を80%ブレンドした『とろ~りとろけるゴーダチーズブレンド』、「スティリーノ」を100%使った『モッツァリーノブレンド』も発売。それぞれ容量200g、300g、500g、1000gの商品を提案する。
 そのほか、スライスタイプの『コレステロール98%オフとろけるヘルシースライス』を上市。キャンディタイプ『ミルクを食べるキャンディチーズブレンド』の「プレーン」と「カマンベール入り」も積極的にアピールしていく考えだ。