マリンフードはプラントベースフードのリーディングカンパニー。「スティリーノ」ブランドは、2007年の発売以来、植物由来の原料を使用したチーズ代替品として市場に定着、消費者の「健康」「節約」志向や社会の「サスティナビリティ」意識向上などに合致して新規ユーザーも増えている。同ブランドの直近の年間売上高（22年12月期）は、前年比23％増と好調。今春の新商品は「さらに進化」させた「新たなスティリーノ」を投入した。
　「スティリーノ」の主な特徴は、①「コレステロール大幅カット（ナチュラルチーズ比）」②「NCと遜色ない風味」③「冷めても柔らかい」④「リーズナブル価格」が挙げられる。
　特にチーズ価格高騰の局面では、必然的にコストメリットで優位になるが、前述したコスト以外の特徴への支持も高く、同社は「チーズにはない新しい魅力を感じている多くのお客様に『健康的かつ経済的』な商品として多大な支持を得ている」と分析している。
　スティリーノのアイテム数は204品（22年末時点）で、種類はシュレッド、スライス、ベビーからヴィーガンやチーズブレンドなど幅広くラインアップする。現在の売れ筋トップ商品は「コレステロール97％オフヘルシーシュレッド」。以前の定番の「同95％オフ」よりもコレステロールを抑えた商品として支持を得た。
　そして今春、おいしさとヘルシーさをさらに進化させた「98％オフ」など5種16品を新発売した。「コレステロール98％オフヘルシーシュレッド」と「コレステロール98％オフヘルシースライス」を3月から順次発売。
　また、「モッツァリーノブレンド」は、伸びるタイプのスティリーノで「ヘルシー」「伸び・糸引き」「ローコスト」が特徴。「とろ～りとろけるゴーダチーズブレンド」はスティリーノ8割とNC2割のシュレッドタイプ。「ミルクを食べるキャンディチーズブレンド」もNCをブレンドしたタイプで徐々に配荷が高まっている。特に「98％オフ」は3～8月に営業キャンペーンも実施し強化していく。