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新聞 日本食糧新聞臨時増刊「食は"いのち"と"こころ"の糧」より  2022年10月下旬

乳製品代替品でプラントベースフード市場をけん引

吉村直樹

代表取締役社長
吉村 直樹

 マリンフードは、植物性乳代替品の開発・製造のパイオニアとして、日本のプラントベースフード(PBF)市場をけん引する。22年12月上期は、金額ベースで前年比4・8%増、物量ベースで同1・4%増と好調に推移。今期は長引く物価高騰の影響を踏まえ、ナチュラルチーズよりも低コストで提供できる植物由来のチーズ代替素材「スティリーノ」を活用した商品開発を強化。バター代替品には動物性原材料不使用の「植物バター160g」を投入し、PBF市場のさらなる活性化を目指す。
 同社は1888年に「吉村石鹸工場」として創業。1957年から「ミルクマリン」のブランド名でマーガリン製造に着手し、プラントベースフードメーカーとしてのキャリアをスタートさせた。61年にはプロセスチーズ生産を開始。チーズの特性研究や加工技術を高めながら代替チーズの開発も並行して進め、2007年にチーズに含まれる乳脂肪を植物油脂に置き換えた代替チーズ素材「スティリーノ」を完成させた。
 植物由来の原材料を使用する「スティリーノ」は、ナチュラルチーズより価格を抑えて提供できる利点と、コレステロールを大幅にカットできる健康訴求型の付加価値を持つ。そのため熾烈な低価格競争で体力を消耗することなく、生活習慣病や体質改善を課題に持つ消費者からの支持を獲得しながら市場シェア拡大を成し遂げてきた。現在はチーズ特有の伸びる食感を忠実に再現した「私のモッツァリーノ シュレッド」や、乳脂肪と乳タンパクを植物由来の原料に置き換えた完全植物性チーズ「私のヴィーガン 植物シュレッド」、「スティリーノ」にチーズを混合した「香り立つ燻製(くんせい)チーズブレンド」など、多彩なラインアップで消費者に「選ぶ楽しさ」も提供する。
 今秋は「スティリーノ」を配合したベビーチーズブレンド品5種類を上市。ミルクを食べるようなクリーミーさを追求した「草原のささやき ベビーチーズブレンド プレーン」、焙煎したクラッシュアーモンドの食感が心地よい「至福の時 同アーモンド入り」、カマンベールとゴルゴンゾーラが互いのうまみを引き出す「美食家の夢 同カマンベール&ブルーチーズ入り」、サラミの辛みとスモーキーな風味が絶妙な「神々のきまぐれ 同スモーク&サラミ入り」、現代人に不足しがちな鉄分をプラスした「岬の灯台 同鉄分入り」と、味わいの印象や特徴をネーミングでも表現する。
 動物性原材料不使用で作る「植物バター」は、一般的なバター比でコレステロール98%減を実現。「バターを越えた濃厚さ」をコンセプトに、"代替品"という枠を超え、ヘルシーでグルメな万能食材としてのカテゴリー確立を進める。

ベビーチーズブレンド5種

ベビーチーズブレンド5種

植物シュレッド200g

植物シュレッド200g