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新聞 食品産業新聞 2021年11月11日(木)

アンチョビソース入りの新製品登場

強みのフレーバータイプを拡充

 マリンフードの今期(21年12月期)マーガリン類の販売状況は、9月までの累計で、金額ベースで前年比7.3%減、物流ベース9.4%減となった。
 このうち家庭用は、金額ベースで2.9%減少した。前年4~6月をピークにコロナ禍の影響で爆発的に家庭用商品の需要が伸長した反動があった。
 業務用は金額ベースで9.2%減少した。キャッシュ&キャリー向けの商品が家庭用同様に減少したことに加え、前年から引き続き緊急事態宣言や蔓延防止措置により外食向けの需要が低下したことが響いた。
 重点商品は、強みのフレーバータイプだ。主力の「ガーリックマーガリン」、「たらこスプレッド」、「私のフレンチトースト」などに加えて、新製品の「アンチョビガーリックバターブレンド」を今秋発売し、ラインアップを拡充した。
 新製品の「アンチョビガーリックバターブレンド150g」は、看板商品である「ガーリックマーガリン」にバター、アンチョビソースをプラスし、にんにくの配合量を増加させたバターブレンド商品。
 アンチョビソースは多く配合しすぎると加熱後の臭みが強く、それによりにんにくの香り、バターの濃厚さが打ち消されてしまうという。試作、官能評価を重ね、バター、にんにく、アンチョビソースの黄金比を発見し、絶妙な味わいに仕上げた。
 料理に使うとアンチョビ特有の塩味と芳醇な香りが広がる。バターを15%配合しており、乳のコクも味わえる。同商品を対象に、11月から「秋の新商品キャンペーン」を実施し、売り込みに力を注ぐ。
 原料油脂価格の高騰への対応では、6月と10月に業務用マーガリンの値上げを実施し、浸透を図っている。