1. マリンフードトップ >
  2. パブリシティ >
  3. TOYONAKA CHAMBER 7月1日(水)

パブリシティ

新聞 TOYONAKA CHAMBER 7月1日(水)

はばたけキーパーソン

今回は今年4月に同社女性初の生え抜きで取締役に就任された川村敏美様を取材させて頂きました。

●ご経歴は?
 平成11年に名古屋大学の農学部を卒業し、その4月にマリンフードに入社しました。弊社は、マーガリン・バター部門がAチーム、チーズ・スティリーノ(チーズ代替品)部門がBチーム、ホットケーキ・パンケーキ部門がCチームとなっており、その中のAチームに配属され、ずっとマーガリンとバターの研究開発に携わってきました。その後、A・B両チームのリーダーを経て、商品開発と品質保証の最終責任者でもある現職を拝命しました。

●心掛けていることは?
 弊社社長の吉村が常日頃口にしている「オンリーワン ナンバーワン」です。
 国内にはもっと大手がありますが、わたくしどもは、独自色を反映させたいという想いがあります。市場にありそうでなかった「こういう商品が合ったら便利だな」というものを創っていきたいと考えています。

●転機は?
 研究部門全体を見る立場になって、視野が広がり商品を見る目がかわったこと。今まで携わった分野については愚直に勉強していきたいです。

●感動したことは?
私が入社した平成11年の売上が60億円、昨年度が250億円と約20年で4倍以上となりました。世間でも知名度が浸透し、それを実感すると同時にモチベーションややる気に繋がっています。

●ご苦労は?
 日の目を見る商品はそれまでが苦労の連続です。100アイテムを開発しても世に出るのは1個あるかないかの世界です。ホテルのシェフと相談しながら、なんと足掛け8年で開発した商品もあるぐらいです。大手はどちらかというと安定して作り続けられる商品を理想とします。もちろん、会社の成長のためには他社と切磋琢磨しながらそういった商品を開発し、育てていくことも重要ですが、大手が苦手とするニッチな市場でこそ我々の商品開発力が試され、活かされると考えています。

●目標は?
 直近はM&Aを実行した埼玉工場の研究整備。そして5年以内に発売した商品の売上シェアを常に50%以上キープすること。新商品を出し続けていく必要があります。ここ最近は60~65%で推移していますが、これをキープしていくことが目標であり最低条件と考えています。また、5年後位に1,000億円の売上にしていくために奮闘したいです。

川村部長