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パブリシティ

新聞 日経MJ 2018年8月31日(金)

仏乳製品大手ラクタリス×マリンフード
日本史上初コラボ商品

主力ブランドから 国外への展開も検討

 仏乳製品大手のラクタリス・グループは9月1日、主力チーズブランド「プレジデント」から日本市場向け商品を発売する。マーガリン製造大手のマリンフード(大阪府豊中市)との共同開発で、ラクタリスが日本メーカーと商品を共同開発するのは初めて。日本市場で人気が高いおつまみ用チーズとして売り込む。将来は日本国外への展開も検討する。
 「プレジデント」は1968年に発売され、現在世界約150カ国で販売されている。日本では1990年代から本格販売している。ラクタリスはこのほどマリンフードに対して「プレジデント」ブランドの日本国内でのライセンス生産を認める契約も締結。商品の共同開発でも合意した。ラクタリスが日本企業と商品を共同開発するのは初めてだ。
 共同開発車は「マイキャンディチーズ」と「マイチーズスイーツ」の計6品目。マイキャンディチーズは容量32gで価格は178円(税別)。マイチーズスイーツは同36gで118円(同)。フランスから空輸したチーズを原料に使用。マリンフードの長浜工場(滋賀県長浜市)と泉大津工場(大阪府泉大津市)で最終製品に加工する。
 ブルーチーズなどラクタリスが強みとするフランス産チーズを原料とすることで、日本で一般的なプロセスチーズより濃厚な味わいにした。従来はサイズの大きいテーブルチーズ中心に展開してきたが、日本のチーズ消費のスタイルに合わせ、おつまみのように手軽に食べられる一口サイズにした。総合スーパー(GMS)などを中品に商品を展開。店頭ではワインや日本酒と組み合わせた食べ方を提案する。
 消費者の健康志向の高まりで、国内チーズ市場は堅調な成長が続いている。富士経済によれば、2017年のチーズ市場は、15年比9%増の1960億円程度だったもようだ。嗜好の多様化で欧州産チーズの人気も高まっている。
 今年7月、日本と欧州連合(EU)は経済連携協定(EPA)に署名した。欧州産が強いカマンベールなどのソフトチーズは低関税の輸入枠が設けられ、将来は関税が撤廃される見通しだ。EPA発効を前にフランス産の独自の味わいのチーズを商品がして市場開拓に専攻する。

ラクタリスとのコラボ商品

ラクタリスとのコラボ商品