新聞
日本食糧新聞 2012年6月20日(水)
バター代替で伸びる
原料確保が当面の課題
好調要因は、ひっ迫する原料バターの手厚い確保に尽き、バター類や代替となるコンパウンド類など比較的高価格な商品の動きが良かったことで、金額と数量に乖離(かいり)が生じた。チャンネル別では業務用が好調で、「ガーリックマーガリン」や「たらこスプレッド」など、家庭用を中心に多様に品揃えするいわゆる「色物マーガリン」類は、前年並みとなった。
今後に関しても、バター製品やバター入りマーガリンの不足が懸念され、現時点でも顧客からの要望にすべて応えきれない状況が続いている。そこで引き続きバター原料の確保が当面の課題だ。併せてバター代替となるポンド450gのバターブレンドEX(有塩・バター不使用)やバター入りマーガリンチューブタイプなどに期待が集まっている。