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パブリシティ

新聞 日本食糧新聞 2012年6月20日(水)

バター代替で伸びる

原料確保が当面の課題

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 【関西】マリンフード(12月期)はチーズとホットケーキ、マーガリンの3本柱で展開。うち前年度のバターを含めるマーガリン類売上高は、自社ブランド商品が金額ベースで前年比17.0%増、数量同5.8%、流通PBや留型商品など受託分は、金額同13.3%増、数量8.4%増と好調に推移した。今期(1〜5月)も、自社同11.7%増(金額)、受託分同6.8%増(金額)と引き続き好調に推移している。
 好調要因は、ひっ迫する原料バターの手厚い確保に尽き、バター類や代替となるコンパウンド類など比較的高価格な商品の動きが良かったことで、金額と数量に乖離(かいり)が生じた。チャンネル別では業務用が好調で、「ガーリックマーガリン」や「たらこスプレッド」など、家庭用を中心に多様に品揃えするいわゆる「色物マーガリン」類は、前年並みとなった。
 今後に関しても、バター製品やバター入りマーガリンの不足が懸念され、現時点でも顧客からの要望にすべて応えきれない状況が続いている。そこで引き続きバター原料の確保が当面の課題だ。併せてバター代替となるポンド450gのバターブレンドEX(有塩・バター不使用)やバター入りマーガリンチューブタイプなどに期待が集まっている。