新聞
日本食糧新聞 2012年3月19日(月)
ホットケーキ好調
業務用でも要請が増加
同社は長年、マーガリンやチーズと並ぶ3本柱の「ホットケーキ」で、小麦粉代替として米粉の使用を検討してきた。最近、価格が小麦粉に近づいてきたこと、コメの粉砕製粉技術が進化し小麦粉並みの微粉砕が可能になったことを背景に開発を本格化。米粉100%でも、味や価格で小麦粉ホットケーキと遜色ない同品が誕生した。製品は表面がパリッ、中身はふんわりモチモチと二つの異なる食感が楽しめる上、コメのほのかな甘味が味わえる、小麦粉製品と遜色ないというより、米粉の特徴が生きた一品となっている。
近年、ブルーベリーやチョコレート入りなど多様なホットケーキ・パンケーキを開発するなど、新素材にも意欲的に取組んでいる。その一方、米粉への関心が高まる中、業務用ユーザーからも、ホットケーキ・パンケーキに米粉を配合する要請が増え、今後米粉が重要な位置づけを占めることになりそうだ。