雑誌
月刊「油脂」Vol.63 No.12(2010)記事
マリンフード(株)
「チョコレートフォンデュ」がヒット
3アイテムのフォンデュシリーズに期待
同社はここ数年、新製品の売り上げ寄与率が上がっており、毎年のようにヒット商品が出ている。昨年は植物性チーズの「スティリーノ」が好調だった。今年の新たなヒット商品になっているのが、昨年11月に家庭用市場で発売した「チョコレートフォンデュ」(店頭価格は1箱(200g)398円)だ。
これまで同社はチョコレート関連製品の品揃えは少なく、チョコレートホットケーキのように生地にチョコレートを混ぜたものや、生チョコスプレッドなどのスプレッドの品揃えをする程度で本格的な商品がなかった。そこでこれまでにないチョコレート関連製品の開発に取り組むこととした。ホテルやレストランなどで、チョコレートを溶かした商品が注目を集めていることに着目し、チョコフォンデュの開発を進めた。液状のチョコレートなので、乳化技術、配合技術を独自に工夫した。当初はそれほど期待をしないで、ほとんど準備らしい準備もせずに売り出したところ、思わぬヒット商品になった。大手スーパーで採用され、配荷率も伸びた。今年はさらにもう一段の売り上げ増を目指し、生産体制も整えて、十分な準備をして臨んでいる。すでに複数の大手スーパーでの採用が決まっている。また80gの小袋(198円)もフレッシュベーカリーチェーンの店頭に並んでいる。
さらに、「チョコレートフォンデュ」に加えフォンデュシリーズでの展開を目指し、トマトとチーズを組み合わせた「トマトチーズフォンデュ」を今年は開発した。イタリアンではトマトとチーズの組み合わせはもっともベーシックで、味が非常にマッチすることからアイディアを得たもの。トマト味を濃厚にして、そこにチーズを入れている。"トマトなべ"は和風だが、トマトチーズフォンデュは洋風の新しい味の提案になっている。「トマトチーズフォンデュ」はトマトソース150gとチーズ50gで店頭価格が1袋(200g)298円とされている。パンやハムソー売り場や野菜売り場近くに置いてもらう予定だが、スパゲッティーソースとしても利用できる。以前からの商品である本来の「チーズフォンデュ」と合わせ、3つのフォンデュシリーズで今年は勝負する。
3年前に発売しヒット商品となった「たらこスプレッド」は今年も伸びが続き、リピーターが確実に増えており、毎年着実に伸びている。業務用よりも家庭用での伸びが目立っている。
ホットケーキはここ数年苦戦してきたが、今年は夏頃から大手ユーザーとの共同開発品が好調で、盛り返している。この秋は生産が追いつかないという状況にもなった。家庭用では苦戦が続いているが、業務用の伸びが全体の好調を支えているという状況だ。
これまで同社はチョコレート関連製品の品揃えは少なく、チョコレートホットケーキのように生地にチョコレートを混ぜたものや、生チョコスプレッドなどのスプレッドの品揃えをする程度で本格的な商品がなかった。そこでこれまでにないチョコレート関連製品の開発に取り組むこととした。ホテルやレストランなどで、チョコレートを溶かした商品が注目を集めていることに着目し、チョコフォンデュの開発を進めた。液状のチョコレートなので、乳化技術、配合技術を独自に工夫した。当初はそれほど期待をしないで、ほとんど準備らしい準備もせずに売り出したところ、思わぬヒット商品になった。大手スーパーで採用され、配荷率も伸びた。今年はさらにもう一段の売り上げ増を目指し、生産体制も整えて、十分な準備をして臨んでいる。すでに複数の大手スーパーでの採用が決まっている。また80gの小袋(198円)もフレッシュベーカリーチェーンの店頭に並んでいる。
さらに、「チョコレートフォンデュ」に加えフォンデュシリーズでの展開を目指し、トマトとチーズを組み合わせた「トマトチーズフォンデュ」を今年は開発した。イタリアンではトマトとチーズの組み合わせはもっともベーシックで、味が非常にマッチすることからアイディアを得たもの。トマト味を濃厚にして、そこにチーズを入れている。"トマトなべ"は和風だが、トマトチーズフォンデュは洋風の新しい味の提案になっている。「トマトチーズフォンデュ」はトマトソース150gとチーズ50gで店頭価格が1袋(200g)298円とされている。パンやハムソー売り場や野菜売り場近くに置いてもらう予定だが、スパゲッティーソースとしても利用できる。以前からの商品である本来の「チーズフォンデュ」と合わせ、3つのフォンデュシリーズで今年は勝負する。
3年前に発売しヒット商品となった「たらこスプレッド」は今年も伸びが続き、リピーターが確実に増えており、毎年着実に伸びている。業務用よりも家庭用での伸びが目立っている。
ホットケーキはここ数年苦戦してきたが、今年は夏頃から大手ユーザーとの共同開発品が好調で、盛り返している。この秋は生産が追いつかないという状況にもなった。家庭用では苦戦が続いているが、業務用の伸びが全体の好調を支えているという状況だ。