新聞
日本食糧新聞 2005年12月16日(金)
冷食など新規取引拡大 加工性良いソフト伸長
【大阪】マリンフード(株)(大阪府豊中市、06・6333・6801)=12月期決算。同社の今12月期チーズ売上高は、物量で前年比微増の5000t前後、金額は前年並みで着地する見込み。外食産業の不振に加え、このチャネルで原料価格高騰による使用量減少が響き、毎年順調に売上げを伸長させてきた同社も今期はやや伸び悩んだ格好だ。しかし厳しい中にも、相手先ごとに専用商品を開発し、用途提案を伴う営業を積極的に行ったことで、冷凍食品をはじめとする加工食品メーカーで新規取引先が拡大。前年並みの数字を確保した。商品別では、外食産業中心に販売している業務用シュレッドが前年割れ、その半面加工性に優れるソフトタイプが伸長した。家庭用もスーパーや問屋のPB商品が好調で、堅調なNB商品に加え、徐々にコンシュマー向け商品のウエートが高まっている。
来期に向けては、引き続き原料事情で楽観が許されない中、ソフトタイプを中心としたプロセスや家庭用を中心に、高付加価値商品の拡売に務める。新商品では、今秋泉大津のチーズ工場でISO9001を取得したことから、この手法を取り入れ商品を開発。そのため新設備導入も予定するなどの積極策で、売上げと利益確保に努める方針だ。
来期に向けては、引き続き原料事情で楽観が許されない中、ソフトタイプを中心としたプロセスや家庭用を中心に、高付加価値商品の拡売に務める。新商品では、今秋泉大津のチーズ工場でISO9001を取得したことから、この手法を取り入れ商品を開発。そのため新設備導入も予定するなどの積極策で、売上げと利益確保に努める方針だ。