マリンフード（株）は7月16日と18日、「平成15年度第二回消費者モニター調査会」を開催。新商品の官能テストやパッケージデザイン、ネーミング、価格設定などについて活発に意見交換した。
　同モニター制度がスタートしたのは六年前。従来業務用をメーンに展開していた同社が、家庭用チャネルへ拡大し始めたころだ。この間、同制度は年々拡大し、今年は近隣の主婦を中心に来社モニターが40人、全国の在宅モニター100人で構成されている。主婦の年齢は20〜60代だが30、40代が中心で、専業主婦が中心だが有職主婦や一部男性も登録するなど、多彩な顔ぶれとなっている。
　今回のモニター会では、新商品やリニューアル品のモニタリングのほか、中元・歳暮ギフトに関する意識調査を実施。アンケートから、食品をギフトに利用する人が大部分で、価格は3000〜5000円が中心ということが判明した。さらに「冷蔵庫や冷凍庫の容量が決まっているため、常温商品を贈りたい」「調理に手をかけず、そのまま食べられるものが望ましい」などの意見があがっていた。
　参加者の主婦（40代、川西市在住）は「最近私たち生活者の意見を企業運営に取り入れようという機運が高まっていることを喜ばしく思う。毎日食べているガーリックマーガリンの製造メーカーということを知り、興味がわき、モニターに応募した。自分の意見が反映して生まれた商品を店頭で見つけるのが何より楽しみ」と話していた。