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パブリシティ

新聞 日食外食レストラン新聞 2002年9月16日(月)

イタリアンブームが支え、汎用性誇る

 食欲をそそるガーリックの香り―――肉・魚介類・野菜などあらゆる食材、トースト、パスタ、ピラフ、ソテーなど幅広い料理に相性の良いガーリックだが、マーガリンに配合することで、その味と香りを手軽に楽しめる商品として開発されました。
 配合の特徴は、生ガーリックをできるだけたっぷり使っている点。マーガリン生地をベースにナチュラルチーズを加えることで、パンチが効いた中にもまろやかな味わいを実現させた。さらに、パセリやレッドペッパーなどのスパイス類も加え、彩りを添えるとともに味に深みをもたせている。
 開発のきっかけは、業務用マーガリンを多く手掛ける同社に、外食ユーザーからガーリック風味のマーガリンの要望が多く寄せられたことだった。個々の要望にこたえて四〜五種類の配合で製造していたが、「これほどニーズがあるのなら」と、自社ブランド商品の開発を決意。95年に家庭用を相次いで商品化した。
 発売当初は流通関係者から「ニンニクのにおいが敬遠されるのでは」という懸念も確かにあったという。しかし時代は、ニンニク料理専門レストランが若い女性の間でブレークし「ニンニクのにおいなんて全く気にならない」人が増え、しかもニンニクが美容と健康に効果のあるヘルシーな食材として位置づけられるようになった。
 メインユーザーは、居酒屋、焼き肉店、イタリアンレストランなどだが、外食産業のみならず、最近は製パンルートへの販売量が急増しているという。街のしゃれたパン屋でガーリックバケットが人気商品となったためだ。その用途もガーリックトーストだけでなく、パスタ、ガーリックライス、肉や魚介類、野菜類などのソテーなど、幅広い用途に使用できる汎用性の高い商材として重宝されている。
 同社が商品開発の際、心掛けたの点は「ガーリックをとにかくたくさん入れた」ことのみ。販売が順調だったせいか苦労したことといえば、「生産工場が住宅地に立地するため、発生するガーリックのにおいに近隣から苦情が多く寄せられた」点のみだったという。
 これからの展開については「もっと幅広い業態に、幅広いメニューに、そして一つの料理にガーリックマーガリンの使用量を増やすように、提案営業を行っていくことに尽きる」と、意欲を示している。