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パブリシティ

新聞 日本食糧新聞 2000年6月7日(水)

お茶くみ 人の資質がわかる

 会社説明会のシーズンだが、マリンフード(株)(豊中市、06・6332・4360)の吉村直樹社長は5月30・31日に開催された同社会社説明会で就職を希望する学生に対し、同社の現況を述べた他、人生の先輩として、また、第一線で活躍する企業人として、次のようなアドバイスをした。
 例えば四人同じ部屋にいたとする。その中にたいてい一人は、暑かったら窓を開ける人がいるが、企業が採用したい人はそういう人。なぜなら、(1)暑いと感じる正常な感覚を持っている (2)解決方法を知っている (3)自分が暑ければ他人も暑いだろうという思いやりの心を持っている (4)窓を開ける行動力がある、という理由からだ。会社は山のような問題点があるところ。この四つの資質を持っていなければ解決できない。
 最近あまり使われなくなったが「お茶くみ」という言葉がある。よく「お茶くみをするために働いているのではない」というが、企業側からすれば「お茶くみをさせるために多額の給料を払って、一人の人を雇用しているわけではない」ということになる。日本の最高のお茶くみといえば、千利休で、歴史的にみても最も教養豊かな人ではないか。コピーやお茶を入れてもらったら、その人の資質がわかる。そうしたことがきちんとできる人は、仕事もかなりできる人だ。
 就職活動のまっただ中にいる皆さん、この中に自分は運が悪いと思っている人はいないか。もし皆さんが50年前に生まれたとしたら、就職先は戦場だ。そう考えただけでも自分がいかに運がよい人間かわかるはず。企業は運が悪い人は絶対に来てほしくない。よい運をもたらす人が大歓迎だ。どうか自分は幸運な人間と思って就職活動に望んでほしい。きっとよい結果が得られるでしょう。