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パブリシティ

新聞 日本食糧新聞 2000年2月9日(水)

伊旅行に30組

日本は奇跡の存在

 業務用食材をメーンに展開するマリンフード(株)(豊中市、06-6333-6801)の吉村直樹社長は、楽しい発想を持つ人として業界で知られている。それは新しい需要を創造した商品として評価を受けている、ヒット商品「ガーリックマーガリン」を誕生させ、これが牽引役となり毎年好決算を上げていることなど、同社の業績にも現れている。
 しかしなんといっても、吉村社長自身の発言が楽しくユニークだ。例えば悲観論が多い21世紀の日本の姿についても、独自の日本観から生まれた明るい見通しを持つ。
 「1000年前にわが国は世界最古の長編小説『源氏物語』を生み、世界最高峰の文化を花開かせた。それから1000年、例えば明治維新は『世界歴史の奇跡』、戦後の復興は『世界経済の奇跡』と賞されるなど、日本はまさに奇跡の存在。だからアインシュタインも『もし神様が存在するとしたら、日本は神様が世界にくれた贈り物』といっている。四季折々の美しい自然、きめ細かい人情など、世界に誇れるわれわれの財産を大切に、一人ひとりが努力することで、これからも日本は光り輝く存在でいられるはず。それは1000年の歴史が証明してくれている」という。まるで、頑張る人全員にエールを送ってくれているようだ。  コンピュータの「2000年問題」については、「お上の体質とは100年、200年前からほとんど変わっていない」と、辛口。
 というのは「国民に余計な出費を強いたことで、政府から一言も謝罪がなかった。民間企業だとそうはすまされないはず」と怒る。「民間企業は皆厳しい競争に悪戦苦闘している中、政府はその爪の垢でも煎じて飲んでもらいたいものだ」。  鋭い観察眼の中に、どこか人間を見るまなざしが温かい人だ。