去る2004年11月17日(水)と11月26日（金）に本年度第4回目の来社消費者モニター調査会を行いました。今回の出席は両日で45名。定刻の9時30分より12時15分まで、皆さん真剣に各提示サンプルに対して真剣に取り組んでいただきました。

今回の議題は...
・マーガリンの官能評価
・シュレッドチーズの官能検査
・ホットケーキの開発評価
・自社製品の市場での位置付け

　マーガリン関連では、現在新商品として考案している試作品をご試食いただき、現時点での完成度を確認しました。結果は、モニターさんのご意見は厳しく、まだまだいくつものご要望のハードルを超えなければならないと実感しました。
　次にシュレッドチーズの官能検査では、現行商品の評価をいただきました。味、見た目、食感に関しての評価をいただきました。シュレッドチーズの場合はそのまま食べる事が難しく、ピザ用のクラストを使い、ピザソース無しで試食していただきました。
　ホットケーキの開発評価では、今後のホットケーキとして市場に求められる物について評価をしていただきました。ここでもモニターさんの厳しいご意見をいただき、「市場に求められるホットケーキ」について話合いました。
　突然指名され、質問に関して回答を求められるモニターさんですが、的確にご自身の意見や考えをお話くださるのはさすが！！！
　自社製品の市場での位置付けでは、5種類のバターと（内1つは弊社商品のバターいりスプレッド）を食べての評価です。バターでない自社品を他社のバターと比較するのはなかなか厳しいものがありました。結果はいうまでもなく...。ただ今後、商品を改良していくうえでのよい改良テーマが出来ました。今回はホットケーキも同様に行いました。自社の比較品のサンプルは弊社のエース「北海道ホットケーキ」です。試験条件を同じにする為に、できたての商品ではなく、市販で販売されている商品を購入しました。「外観」、「組織」、「風味」、「食感」、「総合評価」の項目を得点評価していただきました。外観こそ1 位を他社に譲ってしまいましたが、北海道ホットケーキの評価を高く評価していただいました。ホットケーキの質問では、毎年恒例で、「ホットケーキに何を付けてたべますか？」を聞いています。昨年は「マーガリンとシロップ」です。今年も昨年と同様で、「マーガリンとシロップ」でした。因みに一昨年は「ホイップクリーム」でした。しかし今年も「ホイップクリーム」の回答が多く、５４名中１４名。その他はアイスクリーム、あん、チョコレートソースとなりました。
　次回は来年３月頃。いよいよ今年度最終回の卒業を迎えます。今度は、通常２日間行っているところを１日に固定し、懇親会を兼ねた調査会を予定しております。
　毎度の事ながら、朝から昼まで、ぶっとおしで食べる事は非常につらいことです。こんな過酷な時間にもかかわらず、本当に熱心に試食し、評価していただける事は商品を開発・改良する者にとっては感謝！感謝！です。
　次回も過酷な試食タイムをクリアするために胃を鍛えてご出席くださることを願っております。