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社内報マリン

マリンフードでは年に3回社内報を発行しています。社内報の一部の記事をご紹介します。

第68期事業発展計画発表会(令和6年4月1日号)

指針「龍(ドラゴン)よ、番(つがい)の鯉よ~空高く飛べ~」

取締役社長 吉村 直樹 


事業発展計画発表会
一. 2024年の漢字「哲」
 字意は、口で一刀両断する事。道理、道筋が通り賢明である事。更に『哲学』の2文字は、生活から離れた孤高の格調が、厳粛な気分を引き立てます。ソクラテスやプラトン、アリストテレス、老子、孔子、仏陀など古代の知恵者達の像が、自然に匂い立ちます。今年、時代の先頭に立つ行動に、これらの影やサインを発見したい。

二. 世界一の日本の長寿企業
 創業100年企業は世界中で8万社、日本企業が3万3千社(1位41%)、米国1万9千社(2位)、スウェーデン1万4千社(3位)。
 200年企業は世界に2,100社。日本が1,340社(1位64%)、米国240社(2位)、ドイツ200社(3位)。千年企業は世界に12社。日本に9社(75%)、英国、フランス、オーストリアに1社ずつ。
 理由は不明。謎ですね。

三. 龍(ドラゴン)よ、番(つがい)の鯉よ
 「急流の滝を登りきる鯉は、登竜門をくぐり、天まで登って龍になる」。という言い伝えが古代中国にある。龍は元来が神獣・霊獣であり、その啼き声によって雷雲や嵐を呼び、また竜巻となって天空に昇り自在に飛翔すると言われる。

四. 昨年の事業報告
 売上は362億円(前期比111.4%)。昨年登場した新アイテムは223、スクラップ商品249。昨年末の総従業員は642名(前期末621名)。チーズ代替品のスティリーノは一人勝ちの様相で、関連製品は、9,000t、70億円を超えた。一方で原材料高騰の波は続き、物流の2024年問題は待った無しの状況にある。

五. 今年の方針
 売上目標は360億円。ここ数年の原材料のアップビートな過熱状態の調整局面の見極めが求められる。ベビー等も含めたスティリーノ類の更なる拡販活動。業務用ルートの掘り起こしを含めたアフターコロナ戦略。国際課チャレンジ、チャレンジ、チャレンジ。M&A実行の年。

六. 企業の道
Ⅰ.本業=中核は食品である。
Ⅱ.成長拡大=幸福の源泉。
Ⅲ.創造 差別化、№1の達成、付加価値の発見。市場に新鮮な驚きを与えるもの。そして文化、芸術を愛する人間づくり。
Ⅳ.リエンジニアリング 修正することではなく、捨て去ること。白紙でやり直すこと。再出発。野武士のごとく、不連続思考で劇的な変化をもたらす。
Ⅴ.発信 会社から商品が、市場から反応が、会社の思想が流れ、時代の風音が還元され、双方が未来へ結ばれる。
Ⅵ.共感=共生 企業の祝祭を生み出す。