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社内報マリン

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ビデオ鑑賞感想文 第41回最優秀賞(平成30年12月15日号)

プロフェッショナル 仕事の流儀
「華麗なる左官屋」
長浜工場 製造二課主任
加登 義規

加登 義規
 今日のビデオ鑑賞会を観て、左官職人の久住さんの仕事に対する情熱や意識の高さについて考えさせられました。今まで正直左官職人の仕事は壁を塗るだけで、誰がしてもあまり違いはないものだと思っており、なぜ久住さんはこんなに評価されているのか気になっていました。久住さんは父親が左官職人で、小さい頃から左官の練習をやらされて、あまりの厳しさに嫌気が差して高校生の頃にパティシエになろうと考えていましたが、父親に世界を見てこいと言われ、スペインのサグラダ・ファミリアなどの歴史的建造物を見て、感銘を受けて、左官職人の道へ進む事を決心したそうです。久住さんは幼い頃からコテを握って練習させられていたおかげで技術力は高く、ただそれだけでなく最高の物に仕上げる為に、事前にどのような壁になるのかテストを何度も繰り返し、実際の仕上り具合に納得がいかなかったら完成した壁を剥がしてまでも、一からやり直すという全く妥協を許さない姿勢が多くの人から評価されていることが分かりました。
 私も自分の仕事の中で製造ラインをトラブルなく円滑な安定稼働を目指しておりますが、現状トラブルを解決しても数日後にまた同じトラブルが発生したりするなど、いたちごっこが続いています。久住さんの仕事に取組む姿勢を見て、私は仕事に対して妥協している部分があるのではないかと感じました。本当に実際に行ったトラブルの対処法で再発しないのか、また早くラインを復旧させる事を優先する意識ばかりに気を取られて、表面上だけで対処して深い原因を追及する意識が薄かったと思いました。仕事をする上で、このトラブルの対処例に限らず、この妥協をしない姿勢が大切であると気付かされました。今後は久住さんのような労力が必要でも自分が納得いくまでやる通す、強い信念をもって仕事に取り組んでいきたいと思います。