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社内報マリン

マリンフードでは年に3回社内報を発行しています。社内報の一部の記事をご紹介します。

海外視察報告 (平成28年12月15日号)

【第40回全国マーガリン製造協同組合調査視察報告 ≪リトアニア、ラトビア、スウェーデン、フィンランド≫】
取締役生産本部長 岡田 佳男

 我々を迎えてくれたのは、雨に煙るビリニュスの町であった。中世のヨーロッパを思わせるような石畳の街は、これからの北欧視察が如何に魅力的であるかを物語っていた。リトアニアのpieno社、baltmilk社、スウェーデンのarla社、フィンランドのvalio社など、企業規模や文化の違い、北欧と日本の市場の違いを体験できたことは大きな財産になった。各国のスーパーでは乳製品の種類と品種の多さに脅かされた。特に興味を惹かれたのは、液状マーガリンとチューブ状のチーズであった。海老や蟹風味など多くの種類があり、需要の旺盛さを物語っていた。
 ストックホルムでは有名な「ノーベルディナー」を味わうことができた。ノーベル晩餐会で使われる食卓ナイフは新潟の山崎金属工業の製作と聞き、日本人として誇らしかった。また、リトアニアでは、第二次大戦時に多くのユダヤ人を救った杉原千畝記念館があり、今でも町には千畝婦人が寄贈した桜の木が大切に育てられていた。半世紀を過ぎた今日でも、人は人の親切を忘れない。我々の行動の大切さを物語っている一例だと感動した。
 今回の海外視察の機会を与えて頂きました社長初め皆様に感謝し、報告を申し上げます。
第40回全国マーガリン製造協同組合調査視察にて



【チーズ普及協議会米国市場視察研修 ≪アメリカ≫】
業務部長 請川 哲也

チーズ普及協議会米国市場視察研修にて
 チーズメーカー9社18名にて、サンフランシスコとラスベガス6泊8日で研修に参加させていただきました。訪問先はチーズ専門店、チーズ工房、チーズ工場、ディスカウントストア、量販店の計20ヶ所。米国訪問で気づいた事、それはヨーロッパとは違い、チーズの歴史も浅く、チーズの好みは日本とあまり変わらない事。米国はファーストフードの国、質より量を求めている印象。量販店の陳列構成は、シュレッド、スライス、ブロック、ストリングの順であった。また今回の研修では自社チーズを英語でプレゼンする場面があり、キャンディーチーズを英語で紹介。キャンディーは甘さを連想させるので、商品名はよくないが味は非常にいい、商品名が『チーズビット』ならお子様に売れるとの意見で、米国での可能性を感じた次第です。このような機会をいただきありがとうございました。



【スカラシップ研修 ≪オーストラリア≫】
長浜工場生産管理課係長 細谷 友亮

 今回8月27日〜9月10日でオーストラリアチーズスカラシップ研修に参加させて頂きました。主な概要としては1)オーストラリア乳業界の概要、2)チーズについての基礎知識、3)チーズ工場/農場訪問がありました。研修を通して広大なオーストラリアでどのように農場から乳を集め、どのようにチーズや粉乳等が作られるのか大変勉強になりました。また参加者は同業他社の方が多く、様々な意見交換をすることができ大きな刺激を受けました。この度はこのような貴重な研修に参加させて頂き、誠にありがとうございました。今後の業務に活かしていきたいと思います。
スカラシップ研修にて