取締役社長 吉村 直樹
社内プレゼン大会セレクションの様子
今年の恒例の講演会の講師は外部ではなく、社内プレゼン大会からセレクトした6名の社員による競演とさせて頂きました。
一年前に英語字幕付きの会社案内ビデオを3年がかりでリニューアルオープンいたしました。しかし、何か物足りない。もっと会社の真の姿、真の活動に近づく道はないものか、との想いが募りました。
そこに浮上して来たのが、社員114名参加の社内プレゼン大会です。予選から決勝まで2年を要し、生産、研究、営業、管理と全ゆる部門の社員が、『私』について『本業』について『会社』について語っています。
『もう一つの会社案内ビデオ(まるごとマリンフード)』と呼べるものです。これは先程皆さんに披露させて頂きましたが、同時に4月にはビデオとして完成を目指します。
【昨年の売上は159億4千万円】
昨年の売上は前年比で106.2%の159億4千万円となりました。今や柱となったチーズの売上は前年比112.0%と順調に伸長いたしましたが、年間を通じて、過度の円安、原産地国の相場高騰に苦しめられ、2回の値上げを余儀なくされ、利益率も大幅に低下いたしました。また昨年の標語は『醍醐味』で、名実ともにチーズが主人公となり、長浜新工場の安定稼働と新設備の導入に多くの精力を費やしました。
6~9月には全社セールスキャンペーン、10月には3年振りの第9回グランドマリン会(特約店会)を実施し、国際課も各国で展示会に参加しました。その他、ミニマリン会(お客様の工場見学会)140回、商品説明会(お客様先)165回、5年以内の新製品売上比率60.6%、新アイテム数169アイテムの他、全工場営業所を繋ぐテレビ会議システムも完成しました。
事業発展計画発表会の様子
今年は更にチーズ原料の高騰が襲って来ます。営業は販売価格修正や、容量変更、配合変更の提案にフル回転をしています。まさに会社危急存亡の危機です。再びチーズ代替品であるスティリーノの大活躍が嘱望されています。その他、ガーリックマーガリンの再生や街のパンケーキブームの支柱をめざすなど、27のタスクフォース、7つの開発案件、6つの経費削減チームの活躍が期待され、国際課も人員増のもとで、昨年を更に上回る展示会出展を予定しています。工場管理もFSSC22000、ハラル認証にチャレンジし、3工場連携を原動力とし、元気の良い工場をめざします。
今年の新春パーティーに浅利豊中市長の出席を得ましたが、豊中ネーミングライツ事業で、豊中服部にある4つの設備にマリンフードの名前が冠されることに決定しました。長年に亘る教育行政への寄付活動の賜物でもありますが、地域企業人としては、この上もない誇りであります。その社会活動を見失うことなく、事業発展計画書と共に、新しい未来構築にチャレンジして行きましょう。