デジタルネイティブ
~次代を変える若たち~
今回の「デジタルネイティブ」のビデオを見て、正直自分の置かれている環境や感性とあまりにかけ離れた事実に驚かされました。「デジタルネイティブ」とよばれる、インターネット等のデジタル社会を日常化し、新しい感性を持った若者たちがいることを初めて知りましたが、10代で会社を起業したり、ネットワークを利用して多くの人を動かしたりと、自分がその年齢層に思い描いているイメージが払拭された気持ちでした。現実とネットを区別しない、年齢や肩書きを重要視しないといった現実は、日本の食品業界と大げさに言えば真逆にある世界だと感じずにはいられませんでした。それは、私が営業として、得意先と顔を合わせて話し合うことが最も大切であるという思いと反対に感じたことによりますが、一方で世界の境界線を瞬時に飛び越えるインターネットには無限の可能性があるということも感じました。古来より、日本人は、目上の人に気を遣い、思いやりと心情を察するアイデンティティがあると思いますし、私もそうありたいと思っています。デジタルネイティブといわれる若者達が社会に出てきたとき、どのように接したらいいかという不安にもかられますが、時代は日々刻々と変化し、近い将来インターネットでの商談が主流といったことになる可能性も否定は出来ません。実際、得意先とのメールでのやりとりが増えていることも昔から比べれば、考えられなかったことと思います。時代の変化、人の変化、感性の違い、デジタル化による利便性の高いシステムやサービス等、現実に起こりうる新しい環境に否定するのではなく、自らが柔軟な発想で時代の流れを捉え、順応していくことは、どのような分野においても必要不可欠であり、またそれが求められていることだと感じました。
~次代を変える若たち~
仙台出張所 所長 松本 智行
以上