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社内報マリン

マリンフードでは年に3回社内報を発行しています。社内報の一部の記事をご紹介します。

新春パーティーご挨拶

マリンフード株式会社 取締役社長 吉村直樹
恒例のマリンフード新春パーティーに沢山御出席頂き有難うございます。いつものことながら随分窮屈で申し訳ありません。
 さて、昨年の弊社の概況を簡単に御報告させて頂きます。 売上高が101.3%で漸く80億円を突破し、純利益は107.1%でした。売上高は厳しい環境が続き、利益も円安などを起因とするチーズの大幅な原料高に悪戦苦闘した一年でしたが、財務戦略のリスクヘッジや各部門のコスト削減努力が功を奏しました。また、年間を通じて全社全部門に亙る教育システムの構築に力を入れ、泉大津工場ではISO9001を取得、各仕上工場での現場改善や設備増強の設備投資を連続的に実施しました。数年前スタートしたクラブ活動も今や新旧あわせて14チームが活動し、モチベーションが高く維持されています。
 ただ我々の競争相手の大半は、500億だ1000億だ5000億だと巨大です。毎日、一息も気を抜くことが出来ません。
 一方で食の市場は無限です。1人1日3回365回食べるわけですから、それだけで日本で60縲鰀70兆円の市場となっています。日本の最大の食品メーカーでさえ2%のシェアしか持っていません。
 とにかく我々は思いついたアイディアを磨いて磨いて磨き抜くことです。営業は訪問をくり返し、お客様から可愛がって頂く道を模索し、事務方は電話トレーニングを欠かさず、研究は2週間、2ヶ月、4ヶ月単位でテーマを絞り込み、年間100アイテム以上の新製品を提供し生産は改善活動と環境整備をくり返す。
 今は亡き京都大学の今西錦司先生の「かげろう」棲み分け進化論を最近面白く読んでいます。世の中にたった一分しか生命を持たない「かげろう」がいる。それが絶滅しない。きりんの首はある時突然長くなった。中くらいの首のきりんの化石はない。猿と人間の中間の種はなぜ現存しないのか?
 故松下幸之助が言います。「先見性?先のことなんて分かりませんよ。盲目の人が杖をつきながら歩いている。案外事故や怪我をしない。あれと同じ。毎日恐れおののきながら一歩一歩慎重に歩いて行くだけです。」