#102 ガーリックマーガリンがリニューアル発売
研究部Aチーム課長 岡田清文 | 更新日:2024.04.16
マリンフードのガーリックマーガリンが進化しました!今日はその経緯と商品紹介をさせていただきます。
●苦肉の策で始まったロングセラー商品
ガーリックマーガリンは1996年にカップ型で発売されました。発売直後から熱狂的なお客様に愛され、28年経った現在でも変わらずご利用いただいています。そんなロングセラー商品は苦肉の策での始まりでした。当時は業務用商品が多い中、商品の委託製造の話と合わせて生産ラインが導入されましたが、程なく委託製造の話はなくなってしまい設備だけが残ったとの事。考えあぐねた末、当時業務用として評判だったマーガリンにガーリックを混ぜ込んだこの商品を充填してみたのです。
●商品名も変わる大胆リニューアル
カップ型と並んで販売しているチューブ型のガーリックマーガリンをガーリックバターブレンドとしてリニューアル発売しました。背景にあるのは販売数量の伸び悩みです。近年は食の多様化、トランス脂肪酸、食品価格の高騰等によるマーガリン離れと呼ばれる動きがあり、この商品も例外ではありません。この大問題を打開するべく進化を迫られたのです。私も開発に携わりましたが、非常に印象的だったのは商品名の変更です。これは特にトランス脂肪酸の影響が大きいです。マーガリンは既にトランス脂肪酸の低減が進み、数値としてはむしろバターより低いというのは業界の共通認識ですが、社内消費者モニターさんのご意見等からもマーガリンよりバターブレンドの方がおいしそうで印象も良いとの事でした。これまでご愛用頂いていたお客様は新しくなったガーリックバターブレンドをお求め頂けたらと思います。
●バター入りでおいしさアップ
リニューアルのポイントはバターを配合して従来品の評価を上回る事でした。商品開発でどのようにおいしさを追求していくのかと言うと、従業員に新旧の試作品を食べ比べておいしい方を選んでもらうのです。この積み重ねで少しずつ目指す味に近づけていきます。おいしさを追求するならおいしいものとおいしいものを組み合わせればよりおいしいものができると思ってしまいますがそうではありません。いわゆる相性というものがあり、更にそれぞれの組み合わせに絶妙な比率があります。この商品はバターの配合の他にもガーリック、パセリ、スパイスと様々な原料を混ぜ込んでいるため、試すべきパターンは無限のように感じました。それらを開発チームで原料毎に分担して時間の許す限り最良の比率を探りました。結果的にバターの最良配合率が油脂中13.9%だった事はここだけの秘密です。
●従来品と変わらず様々な料理に
最後にガーリックバターブレンドを使用したおすすめのメニューを紹介します。豊かなにんにくの風味は食欲をそそり、お肉料理との相性は抜群です。牛肉を炒めて、シンプルにそして豪快にステーキ丼にしてはいかがでしょうか。ご飯が止まらなくなること間違いなしです。また、こちらの商品はおつまみにもぴったりです。たとえば茹でた枝豆をガーリックバターブレンドで炒めれば、簡単にお酒のおつまみを作ることができます。進化したガーリックバターブレンド、ぜひ一度お試しください!
●苦肉の策で始まったロングセラー商品
ガーリックマーガリンは1996年にカップ型で発売されました。発売直後から熱狂的なお客様に愛され、28年経った現在でも変わらずご利用いただいています。そんなロングセラー商品は苦肉の策での始まりでした。当時は業務用商品が多い中、商品の委託製造の話と合わせて生産ラインが導入されましたが、程なく委託製造の話はなくなってしまい設備だけが残ったとの事。考えあぐねた末、当時業務用として評判だったマーガリンにガーリックを混ぜ込んだこの商品を充填してみたのです。
●商品名も変わる大胆リニューアル
カップ型と並んで販売しているチューブ型のガーリックマーガリンをガーリックバターブレンドとしてリニューアル発売しました。背景にあるのは販売数量の伸び悩みです。近年は食の多様化、トランス脂肪酸、食品価格の高騰等によるマーガリン離れと呼ばれる動きがあり、この商品も例外ではありません。この大問題を打開するべく進化を迫られたのです。私も開発に携わりましたが、非常に印象的だったのは商品名の変更です。これは特にトランス脂肪酸の影響が大きいです。マーガリンは既にトランス脂肪酸の低減が進み、数値としてはむしろバターより低いというのは業界の共通認識ですが、社内消費者モニターさんのご意見等からもマーガリンよりバターブレンドの方がおいしそうで印象も良いとの事でした。これまでご愛用頂いていたお客様は新しくなったガーリックバターブレンドをお求め頂けたらと思います。
●バター入りでおいしさアップ
リニューアルのポイントはバターを配合して従来品の評価を上回る事でした。商品開発でどのようにおいしさを追求していくのかと言うと、従業員に新旧の試作品を食べ比べておいしい方を選んでもらうのです。この積み重ねで少しずつ目指す味に近づけていきます。おいしさを追求するならおいしいものとおいしいものを組み合わせればよりおいしいものができると思ってしまいますがそうではありません。いわゆる相性というものがあり、更にそれぞれの組み合わせに絶妙な比率があります。この商品はバターの配合の他にもガーリック、パセリ、スパイスと様々な原料を混ぜ込んでいるため、試すべきパターンは無限のように感じました。それらを開発チームで原料毎に分担して時間の許す限り最良の比率を探りました。結果的にバターの最良配合率が油脂中13.9%だった事はここだけの秘密です。
●従来品と変わらず様々な料理に
最後にガーリックバターブレンドを使用したおすすめのメニューを紹介します。豊かなにんにくの風味は食欲をそそり、お肉料理との相性は抜群です。牛肉を炒めて、シンプルにそして豪快にステーキ丼にしてはいかがでしょうか。ご飯が止まらなくなること間違いなしです。また、こちらの商品はおつまみにもぴったりです。たとえば茹でた枝豆をガーリックバターブレンドで炒めれば、簡単にお酒のおつまみを作ることができます。進化したガーリックバターブレンド、ぜひ一度お試しください!