#88 ラード大王
研究部Aチーム課長 岡田清文 | 更新日:2020.03.06
2020年春に発売した新商品を紹介したいと思います。その名も中華の隠し味ラード大王ごま油入り!
<ラードとは?>
ラードは豚の脂(豚脂)のことです。動物性の脂の代表とも言え、様々な料理に使用されています。一般のご家庭でラードは馴染みがないかもしれませんが業務用などプロの世界では安定した需要があります。ラード特有の風味がさまざまな料理の旨味を引きだす役割を果たしていると言えます。またラードの特徴として固形油脂であることもあげられます。固形油脂を使うと揚げ物がサクッと揚がったり、料理がべたべたしません。食感としてもいい効果が得られるのです。
(#53 おいしさの秘密はラードにあり!?)
<ラード大王新発売!>
そんなラードに脚光を当てたのがこの商品です。まず目にとまって耳に残る(?)このネーミングですが、開発の段階ではラード使用を謳うか謳わないか協議が重ねられました。ラードは一般には敬遠されがちだから隠した方がいいんじゃないか?最大の特徴を商品名に用いるべきか?という議論です。結果としてこの商品名になったわけですが、そこにはラードのおいしさを知っている人だけが選んでくれたらいいというこだわりがあります。
<隠し切れない隠し味?>
少し商品の中身を説明したいと思います。まずラードをここまで大胆に使った調味料はなかなかないと思います。原材料名は比率が多い順に表示することになっており、ラード(豚脂)が一番に書いてあります。その他ごま油、ネギ油も使用しており、中華にもってこいです。そしてここからがマリンフードの真骨頂、にんにく、ブラックペッパー、ネギなどの具材を混ぜ合わせ、鶏ガラを原料にした調味料を配合しました。ある社員が言いました。匂いだけでご飯が進むと。またある開発関係者は首をひねります。(味が主張しすぎて)隠し味になるのかなと。
<どのように使うの?>
もしマヨネーズがバターみたいなブロックだったらみんな同じように使うでしょうか?おそらく答えはノーです。料理をしない男子学生寮の冷蔵庫にもマヨネーズが入っていますし、もう食事は魚と野菜しか食べないというおばあちゃんもサラダにマヨネーズをかけます。だからこの商品もマヨネーズ型のチューブにしました。残念ながらラードが入っているのでマヨネーズよりはちょっと硬いんですが。絞り口に近いところを押さえて使うと比較的簡単に絞り出せます。また使用前に冷蔵庫から出してしばらく置くと使いやすいです。
<何に使うの?>
万能調味料です。中華料理なら、チャーハン、炒め物、餃子の種の味付けに、またラーメンや中華スープに溶かして使うこともできます。これ1本でご家庭のキッチンが中華料理店に早変わりです。
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