#81 世界のパンケーキ
研究部Cチーム 課長 金田亜喜子 | 更新日:2018.12.14
「パンケーキ」の名前は平鍋(パン、フライパン)で簡単に焼いて作る製法に由来すると言われています。「ホットケーキ」の由来は諸説あり、温かいケーキだからとかホットプレートで焼くから...とか言われています。
調理方法は至って簡単!小麦粉に鶏卵、砂糖、牛乳または水、ベーキングパウダーを加えた生地が基本で、そこに砂糖を加えて甘く仕上げるか塩やバターの風味を付けるなど様々です。パンケーキの主原料は小麦粉で小麦粉は1万年前の古くから食されていたと言われています。古代の人々は小麦を石で砕き水を加えて焼いて食べていました。日本でも弥生時代には稲作と共に小麦を栽培し食べていました。はじめは水に溶いて食べていた食べ方も時代と共に発展し、うどん、きしめん、饅頭までに発展しました。そうして発展した小麦は世界各地で食され、それぞれ独特の文化に発展しました。
平鍋(パン、フライパン)で調理された食べ物、という事になると「お好み焼き」もパンケーキの一種です。
世界ではこの様に作られたパンケーキなる物がたくさんあります。
では、世界のパンケーキを見てみましょう。
【ガレット】フランス
フランス北西部の郷土料理。
そば粉を使用される事が多い。片面だけを焼き、生ハムやチーズなどの具材をのせて食べたり、ジャムやバター、リキュールで甘く味付けし、デザートとして食される。
【葱油餅(ツォンヨウピン)】中国
小麦粉で作った生地にネギの細切りを混ぜて、たっぷりの油で焼いたもの。
現地では庶民のおやつとして親しまれてきた。
【パンネクック】オランダ
オランダの伝統的かつ一般的な家庭料理。味付け次第で、
デザートにも軽食にもなる。クレープのようなパンケーキ。
このようにホットケーキ=「小麦粉にベーキングパウダー・卵・牛乳・砂糖を加え、鉄板で丸く焼いた洋菓子。」なるものは世界各国で食べられているようです。
日本のホットケーキは明治末期、東京のデパートで洋風菓子「パットケーキ」として提供されたのがはじまりと言われています。
ミックス粉も出回り、卵と牛乳を加えるだけで簡単に焼ける事もあって、日本のホットケーキは独自の発展を遂げてきました。シンプルにバターやマーガリンとたっぷりのシロップを付けて食べる定番の食べ方は誰もがホットケーキのメニューとして想像するシーンと思われます。
当社のホットケーキは、味はもちろんのこと、粉にもこだわり、様々なホットケーキを生産してきました。銅板で焼いたホットケーキを手軽に温めるだけで召し上がれるホットケーキを1975年から生産を開始し40年。これからもお客様が求められる製品を生産し続けます。