2005年4月28日 第15回「ナチュラルチーズの分類」 | 一言に「チーズ」と言っても「ナチュラルチーズ」や「プロセスチーズ」があるのは、皆さんご存知かと思います。今回は、「ナチュラルチーズ」には一体どんな種類があるのかを簡単に見ていきましょう。 1.フレッシュ(非熟成)タイプ | | 乳に酸や酵素を加えて凝固させ、水分を取り除いた チーズです。 水分が多く、粒状、ペースト状をしています。 ほのかな酸味やさわやかな風味が特徴です。 クセがなく、非常に食べやすいチーズです。 | | 代表的なチーズ:モツァレラ、クリームチーズ、カッテージ | | | | 2.ウォッシュタイプ | | チーズの表面に特殊な細菌を繁殖させ、その表皮を塩水やワイン、ビール、ブランデー等、その土地のお酒で洗いながら熟成させるチーズです。 洗うものによってチーズの風味が変わり、強烈な風味を持っているものが多いです。 | | 代表的なチーズ:ポン・レヴェック、ラングル、マルワール | | | | 3、4.セミハード・ハードタイプ | | セミハード 比較的固いチーズでマイルドなものが多く、日本人にも好まれる味です。スーパーなどで売っているピザなどに使うミックスチーズには、このタイプが使われています。 | | 代表的なチーズ:チェダー、ゴーダー、サムソー | | ハード 長期間熟成された最も固いチーズです。 パウダー状にして使用されることが多く、パスタにかければおいしさアップ! | | 代表的なチーズ:パルメザン、エダム | | | | 5.シェーヴルタイプ | | シェーヴルとはフランス語で「山羊乳製チーズ」のこと。 山羊乳独特の風味があり、この風味が苦手という人もいますが、球型やピラミッド型、筒型等ユニークな形のものが多く楽しめます。 | | 代表的なチーズ:サント・モール、ピラミッド、シャブルー | | | | 6.白カビタイプ | | チーズの表面に白カビを植えて熟成させるチーズです。 外側から中心に向かって熟成が進むため、若いうちは中央部に芯があるが、熟成につれだんだん柔らかくなります。 しかし、同時に独特の芳香が立ってきますので、慣れないうちは熟成の若いものを選びましょう。 | | 代表的なチーズ:カマンベール、ブリー、ヌーシャテル | | | | 7.青カビタイプ | | ブルーチーズとも呼ばれています。 青カビには空気が必要で乳(カード)にカビをまぶしてから形を作ります。するとチーズの内部に不定形な隙間ができ、それに沿ってカビが繁殖する為、きれいな大理石のような模様が出来ます。塩分が多く、独特の強い風味を持ちます。 | | 代表的なチーズ:ロックフォール、ゴルゴンゾーラ、スティルトン | | | | 色々なチーズに挑戦して、お気に入りのチーズを見つけ出してはいかがでしょう?
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