#1 ガーリックのお話
泉大津工場品質管理係課長 金田亜喜子 | 更新日:2000.01.01
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そもそもガーリックとは?
ユリ科の多年草。半卵球形をした5~6個、あるいはそれ以上の小鱗形(りんけい)が薄皮の中に放射線上に並んでおり、通常はこの鱗形を食べます。独特な辛味とニオイがあり、ニオイの主成分である硫化アリルには殺菌効果があります。またビタミンB1の吸収力を高めるアリシンや、精力剤の主成分であるスコルジニンも含まれるため、昔から疲労回復、強壮用として使われていました。日本料理ではカツオ、牛肉などのたたきの薬味として、また油で熱するとニオイが飛んで香味が残ることから中国料理でもお馴染みの食材です。西洋料理では炒め物や煮こみ物、ソース、サラダなどの香りづけによく使われます。
ガーリックの歴史
ニンニクは有史以来今日まで、香辛料や強壮剤として、あるいは健康増進効果の高い野菜として用いられ、たまねぎと共に5000年以上前から栽培されてきました。中国ではニンニクを蒜(スワン)または大蒜(タースワン)という字で表しますが、蒜は漢字ができた頃から続いた古い言葉とされています。古代エジプトでも、紀元前3000年頃に作られたお墓の装飾模様にニンニクが使われています。また紀元前1500年のエジプト古典医学書や約2000年前のインドの医学書、ギリシャ・ローマの医学書には、利尿作用をはじめ、消化疾患や心臓病、リウマチ、眼病などへの治療効果など、ニンニクの幅広い効能が記されています。
ガーリックと健康
古代ばかりでなく現代医学の世界でも、ニンニクのさまざまな健康増進効果が明らかにされています。ニンニクに含まれるスコルジニンという成分が疲労回復に効果のあることは先に紹介しましたが、血液中のコレステロール値を低下させ、動脈効果を防ぐことも動物実験で証明されています。また特有のニオイを発するアリシンも、強力な殺菌作用でかぜの予防に効果を発揮するほか、胃粘膜を刺激して消化吸収を促す効果があります。さらに、水虫やおでき、痔の患部におろしたてのニンニクを貼ると症状の改善効果が認められたり、若返りの特効薬として美容のためにも効果があるといわれています。
この春、おいしさもパッケージも新しくなったマリンフードの「ガーリックマーガリン」。記念すべき連載第1回目は、このヒット商品のリニューアルにちなんで、ガーリック(ニンニク)の豆知識をお届けしました。
ガーリックマーガリン
クリームたっぷりのマーガリン生地に、生ガーリック、ナチュラルチーズ、パセリ、レッドベルペッパーを当社独自の製法でブレンド。フランスパンにひと塗りして焼くだけで、ガーリックトーストが手軽に作れます。トースト以外にも、茹でたスパゲッティーに絡めたり、お好みの具材と御飯を炒めてガーリックマーガリンを加えるとガーリックライスの出来あがり。炒め物の仕上げに加えるなど、幅広いメニューにお使いいただけます。
ご家庭の冷蔵庫にこれさえあれば、お料理のレパートリーが広がること間違いなし!バージョンアップした「ガーリックマーガリン」を是非一度お試しください。
(このホームページのギフト通販コーナーからもご注文いただけます。)
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